マイケル・ジャクソン伝記映画、『トップガン マーヴェリック』マイルズ・テラーが出演交渉中

“キング・オブ・ポップ” マイケル・ジャクソンの伝記映画『Michael(原題)』に新たなキャストの噂が浮上している。『トップガン マーヴェリック』(2022)のルースター役でおなじみ、マイルズ・テラーが出演交渉を行っていることを米Deadlineが報じている。
報じられるところによると、テラーの契約はまだ締結されてはいないものの、正式に決定した場合には、マイケル側の弁護士の役を演じることになるという。マイケルの弁護を務めた人物と言えば、彼の遺産をめぐって起こった裁判にて、マイケルと彼の資産を守った故ハワード・ハイツマンが非常に著名である。ほか、児童性的虐待容疑で逮捕された際に弁護人を務めたマーク・ゲラゴス、2004年に起訴されたマイケルの弁護人を引き受け、結審まで「マイケル・ジャクソン裁判」の中心となったトーマス・メゼロウも世界的に知られる存在だ。
『Michael』は稀代のポップ・スター、マイケル・ジャクソンが「ジャクソン5」で活躍した時代から、ソロとして世界最大のスターになるまでの日々を題材としながらも、晩年の小児性愛者の告発や、麻酔薬の過剰摂取が死因となった最期についても、美化することなく正面から取り扱う作品になるという。今日もその功績が語り継がれる存在だけに、裁判にまつわる描写は作品を印象付けるハイライトとなることが予想される。ルースターのような若きパイロットから、「ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男」(2022)で演じた映画プロデューサーまで、アツい男が似合うテラーなら、大きな存在感でスクリーンを魅了してくれそうだ。続報に期待しよう。
マイケル役で主演するのは、マイケルの兄ジャーメイン・ジャクソンの息子で、マイケルの甥にあたるジャファー・ジャクソン。ジャクソン・ファミリーの父ジョセフ・ジャクソン役に、『ビール・ストリートの恋人たち』(2018)『カラーパープル』のコールマン・ドミンゴ、母キャサリン・ジャクソン役に『search/#サーチ2』(2023)のニア・ロングが決定している。
本作で製作を務めるのは『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)の大ヒットを仕掛けたグレアム・キング。監督は『イコライザー』シリーズなどのアントワーン・フークア。脚本は『007 スカイフォール』(2012)『007 スペクター』(2015)などの映画作品や、演劇『ムーラン・ルージュ!』(2018)などのジョン・ローガン。
『Michael(原題)』は2024年1月22日より撮影が開始されており、2025年4月18日にUS公開となる。
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Source:Deadline