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『TENET テネット』IMAX関係者が絶賛 ─ 「映画に入り込むことが、こんなに素晴らしいものだったなんて」

TENET テネット
Tenet c 2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

クリストファー・ノーラン最新作『TENET テネット』が、いよいよ2020年8月26日から世界各国で順次公開される。コロナ禍を経て、いよいよ映画ファン待望の新たな大作がスクリーンにお目見えするのだ。謎に包まれた本作、果たしてどのような仕上がりになっているのか……。

世界には幸運にも、すでにその全貌を目の当たりにした人たちがいる。ノーランのこだわりである、IMAX規格での製作に携わったスタッフもその一部だ。米IMAX社CEOのリチャード・ゲルフォンド氏は、スタッフたちの感想を電話会見で明かしている。

「『TENET テネット』のポストプロダクション(撮影後作業)にはIMAXのスタッフも数名参加しました。彼らの反応は、“すごい、映画に入り込むことがこんなに素晴らしいものだったなんて、すっかり忘れてた”と。『TENET テネット』は美しく撮られ、見事に作り上げられた、素晴らしい映画。ただ一人の感想ではなく、何人もの社員からそういう言葉を聞いています。」

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以前からノーラン監督自身、本作については「これまでで最も野心的な映画」「いくつものジャンルを、エキサイティングかつフレッシュに越境する」と自信を示していた。また、主人公たちは“スパイ”という設定のようだが、監督は「いわゆる“スパイもの”を壮大な野心と規模で捉え、新しい領域へ導く」「観客のイメージを利用する」とも述べており、やはりその野心たるや並々ならぬものといえそうだ。その企みは、どうやら関係者の心を射抜き始めているらしい。

ちなみにIMAX社にとっても、ノーラン作品は“目玉企画”のひとつ。なにしろ前作『ダンケルク』(2017)では、米国興行収入の22%、世界興行収入の17%をIMAX上映が占めたというのだ。今回、ゲルフォンドCEOは「『ダンケルク』はヨーロッパ中心の作品でしたが、本作はいわゆる大作アクションスリラーに近い。世界中の観客に、より広くアピールできる可能性があります」と期待を寄せている。

映画『TENET テネット』は2020年9月18日(金)全国公開予定

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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