トム・ヒドルストン&ウィレム・デフォー共演『Tenzing』Appleが世界配給権を獲得

トム・ヒドルストンとウィレム・デフォーが共演する、世界最高峰のエベレストに世界初登頂を果たしたネパール人登山家テンジン・ノルゲイの伝記映画『Tenzing(原題)』について、Apple Original Filmsが世界配給権を獲得したことが分かった。米Varietyなどが報じている。
『Tenzing』はニュージーランド出身の登山家エドモンド・ヒラリーとともに1953年に前人未到のエベレスト初登頂を達成したネパール人登山家テンジン・ノルゲイの半生を描く物語。第1報では、ヒドルストンがヒラリー役を、デフォーが登山隊長を務めたイギリス陸軍大佐のジョン・ハント役を演じること、また山岳ドキュメンタリー映画を数々手がけ、テンジンの物語を伝える権利を独占で保有するオーストラリア出身の映画製作者ジェニファー・ピードンが監督を務めることが明かされた。製作は『英国王のスピーチ』(2010)や『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(2021)など実直な作品作りで評価を博すSee-Saw Filmsが担う。AppleとSee-Saw Filmsはヒドルストン主演のTVシリーズ「エセックスの蛇」(2022)でも協業した経緯がある。
Appleは先日開幕したカンヌ国際映画祭期間中にバイヤー向けに開催されているフィルム・マーケットにて、『Tenzing』の配給権を激しい競争の中勝ち取った模様。『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(2023)や『ナポレオン』(2023)を配信を前に劇場公開したほか、ジョージ・クルーニー&ブラッド・ピット共演作『Wolfs(原題)』や、スカーレット・ヨハンソン&チャニング・テイタム共演作『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』など、近年大作を多数抱えるAppleだけに、『Tenzing』も強力な1本となる機運は十分だ。
なお、主人公テンジン・ノルゲイ役を演じる俳優は依然として未定の様子。撮影時期なども含め、今後の続報が楽しみに待たれる。
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