『ザ・バットマン』製作費は当初想定より2倍の2億ドル ─ 『バットマン』映画3番目の高コスト作品に

ロバート・パティンソンが新星バットマンを演じるDCヒーロー映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の製作予算は、当初の見積りの2倍となる2億ドルだと報じられている。
もともと、『ザ・バットマン』の製作予算は1億ドルだと伝えられていたが、米Varietyによると、その数字は最終的に2倍の2億ドルまで膨れ上がったという。その結果として、『バットマン』フランチャイズにおいて同作は、予算が2億5000万ドルだった『ダークナイト ライジング』(2012)『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)に続き、3番目にコストが高い映画になった。
『ザ・バットマン』の製作予算が2倍になった理由は、新型コロナウイルスの感染拡大が大きく影響しているようだ。2020年1月に撮影が開始されたが、その2ヶ月後にパンデミックにより中断され、同年9月3日まで再開されなかった。しかも、その後まもなくロバート・パティンソンと製作スタッフが新型コロナウイルスに感染したため、2週間にわたって撮影が再び中断。紆余曲折を経て、2021年3月に撮影が正式に終了している。
2022年3月11日の公開が迫るなか、海外メディアが『ザ・バットマン』の興行収益を予想し始めており、『バットマン』映画で最大となる1億8,000万ドル、少なくとも1億4,000万ドルでオープニング週末にデビューするのではないかとの見方も報じられている。
すでに各メディアでは『ザ・バットマン』のレビューが解禁され、米レビューサイトRotten Tomatoesでは、『ダークナイト』(2008)の94%に続く88%となっており、『バットマン』実写作品で史上2位という高評価に。こうした高評価がどれほど追い風になるかに注目だ。
『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は、2022年3月11日に公開開始。
Source:Variety