『ザ・バットマン2』新ヴィラン登場、「映画で誰もやったことのない」物語に ─ ブルース・ウェインの「過去と人生」掘り下げる

ロバート・パティンソン主演『THE BATMAN―ザ・バットマン―』(2022)の続編映画『ザ・バットマン2(原題)』は、これまでのバットマン映画で観たことのないものになる──。前作に続いて監督・脚本を務めるマット・リーヴスが明かした。
本作は2027年10月の米国公開を目指し、ただいまプリプロダクション(撮影準備)のまっただなか。撮影開始は2026年4月末~5月頭の予定だが、「現在の最優先はこの映画。全員が雇われ、ロバートにも脚本を渡して話し合っています。本当に楽しみ」と語る。
脚本は2025年6月に完成したが、プロットやキャラクターは謎に包まれたまま。もっとも、ポッドキャスト「Happy Sad Confused」の取材に応じたリーヴス監督は、前作のリドラーに代わる新たなヴィランがコミックから登場することを示唆している。
「たくさんのアイデアがあったので、マットソン・トムリン(共同脚本)と改めてコミックを深く掘り下げ、自分たちの考えを探求しました。物語を考えるため、ゴッサムが舞台の映画以外もたくさん観ました。」
無視できないのは、前作とスピンオフドラマ「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」の存在だった。リーヴス監督は「ブルース・ウェインをさらに深く掘り下げたいと思っていました。前作はバットマンについての物語でしたが、もし3部作になるにせよ、このキャラクターに焦点を絞りたいと常々考えていたのです」という。
「(バットマンを題材とした)多くの映画では、いったんオリジンストーリーを描いたあとは、悪党たちの物語や変化を語るようになっていきます。しかし、私はロバートを物語の中心から外したくなかった。ですから、彼(ブルース・ウェイン)の過去や人生を探究するにふさわしいヴィランを選ぶこと。それが議論のきっかけでした。」
もちろん、リーヴス監督は「最終的にどうなったかは言いません」と述べ、秘密を明らかにすることは避けている。「けれども、私はとても興奮しています。これまでに映画で誰もやったことのないことだから」。
出演者にはバットマン/ブルース・ウェイン役でロバート・パティンソン、ペンギン/オズワルド・“オズ”・コブルポット役でコリン・ファレルが続投するほか、アルフレッド・ペニーワース役のアンディ・サーキス、ジェームズ・ゴードン役のジェフリー・ライトも復帰が見込まれている。
映画『ザ・バットマン2(原題)』は2027年10月1日に米国公開予定。
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Source: Happy Sad Confused