「ザ・ボーイズ」フレンチー役、オーディション中に警察に突入されていた ─ 「漏らしそうになった」

人気ドラマ「ザ・ボーイズ」(2019-)のフレンチー役でおなじみのトマー・カポンが、本シリーズへの出演が決定する前に体験した仰天エピソードを明かした。なんとオーディション中に警察が突入してきたのだという。
フレンチーといえば、ヒーローチーム“セブン”への復讐を企てるボーイズの中心メンバー。なかでも武器の扱いに長けたフレンチーは欠かせない人物で、同じボーイズのメンバー、福原かれん演じるキミコとナイスな相性を発揮してもいる。
現在配信中のシーズン3でも活躍しているフレンチー役のカポンは、米The Hollywood Reporterでオーディション当時を回顧。製作側から求められたというオーディションテープを提出するために挑んでいた撮影中のハプニング話を披露した。
「友達の結婚式で行っていた中国からイスラエルに帰らなければいけませんでした。その時の(エージェントからの)電話でこう言われたのを憶えています。“彼らがテープを欲しがっています。他のシーンを撮ったもっと重要なのが欲しいそうで”って。僕は(友達の家がある)テルアビブにいました。そこで(友人が)ブッチャーのキャラクターに銃を持ちながら怒鳴り立てるシーンを演じて、僕はその隣でカメラに向かってフランス語で罵る自分の役を演じていました。すると、イスラエルの警察が何人か裏庭にやって来て、銃を引き抜きながら、“銃を下ろせ。銃を下ろしなさい”って叫んだんです。僕たちは2人とも、その場で固まりました。漏らしそうになったくらいです。とにかく激しかった。」
「ザ・ボーイズ」劇中で流暢なフランス訛りの英語を話しているカポンは、イスラエル出身の俳優。高校卒業後に従軍したカポンは、26歳の時に演技の世界に入り、その後は「ファウダ -報復の連鎖-」(2015-)などの国内作品に出演した。そんな当時のカポンにとって、ハリウッド作品のオーディションはめったにないチャンスだったにもかかわらず、不運に見舞われてしまったのだ。カポンは、警察が侵入してきた先のエピソードの“オチ”をこう話している。「何が起きたのかというと、近所の人が窓から僕たちのことを見て、銃を持ったヤバい奴だと思って、警察に通報したんです。それがハリウッドでのオーディション経験です」。
このハプニングを経て見事フレンチー役の座を射止めたカポンだが、オーディションを受けたきっかけもなかなかスゴい。なんとカポンを発掘したのは、「ザ・ボーイズ」で製作を率いるエリック・クリプキではなく、クリプキのお母さんだったのだとか。「彼ら(クリプキとクリプキ母がイスラエルに来て、一緒にディナーをした時、彼のお母さんがこうおっしゃったんです。“エリックにあなたのことを伝えたのは私なの。あなたをNetflixで見て”って。彼女は『ヒーローが飛び立つとき』か『ファウダ』だかで僕を見たんですって。その時、彼らはずっとフレンチー役を探していたそうなんです」。
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Source: THR