「ザ・ボーイズ」シーズン3、衝撃回「ヒーローガズム」は「キャリア史上最もクレイジー」 ─ 編集版を下見したショーランナーの感想

Amazon Studiosの人気ドラマ「ザ・ボーイズ」シーズン3で描かれることが判明している原作コミックの衝撃エピソードの下見が、製作陣の間で行われたようだ。ショーランナーを務めるエリック・クリプキがTwitterでさっそく感想を伝えているが、なんと「キャリア史上最もクソクレイジーな下見だった」という。そうやってまたジラしてくる……。
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製作陣が下見した衝撃のエピソードとは、邦訳版コミック第3巻「ザ・ボーイズ 3」(G-NOVELS出版)で描かれる「ヒーローガズム(Herogasm)」と呼ばれるイベントをめぐるストーリーのこと。ヒーローガズムは、“セブン”や“ペイバック”などのヒーローチームが所属するヴォート・アメリカン社(ドラマではヴォート社)の主催で行われる年に一度の祭典。もっとも、一般的な文脈で使われるお祭りではなく、ヒーローたちの、ヒーローたちによる、ヒーローたちのための乱交パーティーなのだ。離島に同社所属のスーパーヒーローたちが総結集し、淫らな行為をあけすけに行う、まさに衝撃回なのである。
ヒーローガズムをめぐっては、進捗が見られるたびにクリプキが報告しており、2021年4月中旬には、ヒーローガズムの回についての打ち合わせの際に絶句する自分の表情を投稿していた。それから約1ヶ月半、撮影も半分が過ぎたところで、編集段階にあるヒーローガズム回の事前確認が行われたようだ。
Um. So. I’ve just seen dailies that are, by a mile, the craziest fucking dailies I’ve ever seen in my career. Or maybe anyone’s career. #YouAreNotFuckingReady#TheBoys #TheBoysTV @TheBoysTV @VoughtIntl @PrimeVideo @SPTV #SPNFamily pic.twitter.com/pMUuYkUnuQ
— Eric Kripke (@therealKripke) June 16, 2021
「ふーむ、さて。編集段階の下見をしました。これまでのキャリアでも、群を抜いて一番クレイジーな下見でした。というか、誰のキャリアにとっても(一番クレイジー)ですね。#ヤバいのはこれから」
クリプキの投稿に添えられている画像は、ヒーローガズムを収めた原作コミックの表紙。頭の後ろで手を組む男、なんとも言えない表情である。クレイジーな展開が見どころな「ザ・ボーイズ」だが、“群を抜いて”クレイジーとは、親境地だ。また、“キャリア史上”と綴ったクリプキだが、自らが生み出した「スーパーナチュラル」(2005-2020)での15年間をアッサリと超えてしまうほどの衝撃度ということにもなる。
ちなみにシーズン3からは「スパナチュ」のディーン役で知られるジェンセン・アクレスが、新ヒーロー“ソルジャー・ボーイ”として参戦。原作コミックでは、ソルジャー・ボーイもきちんとヒーローガズムに出席している。