「ザ・ボーイズ」シーズン3の新キャラ、ジェンセン・アクレス演じるソルジャーボーイは「ホームランダーより前のホームランダー」

人気Amazonオリジナル作品「ザ・ボーイズ」シーズン3にはキャプテン・アメリカのパロディのようなスーパーヒーロー、ソルジャーボーイが新たに登場する。演じるのは、「スーパーナチュラル」(2005-)ディーン・ウィンチェスター役などで知られるジェンセン・アクレスだ。
本シリーズに登場するスーパーヒーローといえば、その多くが腐敗した外道ばかり。アクレス演じるソルジャーボーイは、例に漏れず外道として登場するのか、あるいはスターライト(エリン・モリアーティ)のように善の心を持ったヒーローとして登場するのだろうか。このたび米Varietyの取材に応じたショーランナーのエリック・クリプキがその答えを明かしている。
ソルジャーボーイは、“セブン”の次に強いスーパーヒーロー・チーム“ペイバック”のリーダー格として原作コミックに登場。星のマークが付けられた盾とスーツが特徴的なその容姿は、キャプテン・アメリカそっくりだ。第二次世界大戦に従軍したソルジャーボーイは、数十年にも渡ってアメリカのポップカルチャーの中心にいるほどの人気を獲得したスーパーヒーローとして知られる。つまり、ホームランダーをはじめとする“セブン”よりも前から活躍しているヒーローなのだ。
ドラマにおけるソルジャーボーイのキャラクター設定について訊かれたクリプキは、「ジェンセンが良い奴として登場すると全員が思っているでしょうけど、がっかりさせることになりますね」と発言。「これだけは言っときます」とクリプキが断言するように、ソルジャーボーイが善人でないことはまず確かだろう。
「ソルジャーボーイはドジで、ホームランダーに従いっぱなしなんです」。クリプキは原作コミックでのソルジャーボーイの設定についてこう話す。“ペイバック”から“セブン”への移籍を望むソルジャーボーイは、ホームランダーに“セブン”加入を約束してもらうのだが、一向に入れてもらえず、手玉に取られたままなのだ。そんなソルジャーボーイのドラマにおける構想について、クリプキは以下のように話す。
「ソルジャーボーイをドラマで書くにあたって、“ヴォート社”の歴史を伝える準備もしています。彼はジョン・ウェイン※のような人物ですから。何十年も“ヴォート社”の歴史に関係する人物の1人なんです。ホームランダーより前のホームランダーだったんです。彼は違う時代から来た男ですけど、エゴと野望の持ち主。違う時代の人間なので、また違う方法で出くわすことになりますよ。」
※『駅馬車』(1939)『リオ・ブラボー』(1959)などで知られる映画俳優。40年以上に渡りハリウッドで活躍した。
シーズン2では、ソルジャーボーイと同じく“ペイバック”のメンバーの1人として原作コミックで描かれるストームフロント(アヤ・キャッシュ)が、“セブン”のメンバーとして登場。ストームフロントは年を取らないという設定で現代に蘇ったわけだが、ソルジャーボーイはいかにしてその姿を見せるのだろうか…。
きたるシーズン3に先駆けては、クリプキのTwitterに投稿された映像に、アクレス演じるソルジャーボーイが少しばかり姿を見せている。映像の終盤、「やあ、アメリカの皆さん」とソルジャーボーイに扮したアクレスが登場。「“オリジナル・スーパーヒーロー”として、皆さんの安全は私が保証します」と正義のヒーロー然で話す。カメラの前から立ち去る際、急に真顔になるソルジャーボーイの姿も収められている。何やら嫌な予感が……。
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— Eric Kripke (@therealKripke) October 9, 2020
Source: Variety