「ザ・ボーイズ」どこまで拡大? シリーズ継続には「視聴者数が必要」と製作者が呼びかけ

次々とスピンオフが誕生し、世界観の拡大を続ける「ザ・ボーイズ」シリーズ。本家は次のシーズン5で終了するが、「ジェン・ブイ」をはじめとするスピンオフはどこまで進むのか? 各シリーズの行方について、製作者エリック・クリプキが語っている。
米The Wrapのインタビューで、メキシコを舞台にしたスピンオフ「ザ・ボーイズ:メキシコ(原題)」の進捗を問われたクリプキ。「パイロット版の脚本が執筆されているところ」と述べ、脚本家のガレス・ダンネット・アルコセールを「素晴らしい書き手で、内容もとても面白い」と絶賛。「制作されることを願っていますが、まだ開発段階です」と現在の状況を説明した。
また、2022年に配信されたアニメシリーズ「ザ・ボーイズ ダイアボリカル」に関しては、シーズン2の可能性は「ほぼない」とのこと。「残念ながら、視聴者数がシーズン2製作を正当化できる水準に達していなかったんだと思います」という。変わらずシリーズ継続を望んでいるものの、現時点でゴーサインは出ていないそうだ。
大学版スピンオフ「ジェン・ブイ」は現在シーズン2が配信されており、2025年10月23日にシーズンフィナーレを迎える。クリプキは「シーズン3の構想があり、すごく楽しみにしている」としつつ、こちらも実現するには「十分な視聴者数が必要」と強調した。「今、まさに数字が注目される時期です。1年後まで待たず、今すぐ Prime Videoで(シーズン2を)観てください。十分な視聴者数が集まれば、シーズン3を制作できるでしょう」と呼びかけた。
ただいま撮影中の前日譚ドラマ「ヴォート・ライジング」にも「同じことが言える」という。「可能であれば、シーズン2の構想もあります。彼ら(Amazon)は全面的なサポートとチャンスを与えてくれていますが、ビジネスなので僕たちも成果を出さなくてはなりません。視聴者がたくさん集まることを願っています」。
ちなみに「ジェン・ブイ」の今後に関しては、ショーランナーのミシェル・ファゼカスも「シーズン3を作る方法はいくつもあると思います」とコメント。学園モノならではのアイデアについても触れていた。
本家「ザ・ボーイズ」シーズン5は2026年配信予定。そのほかスピンオフ作品もAmazon Prime Videoで配信中。
Source: The Wrap