「ザ・コンチネンタル」第1話冒頭の激烈アクション、一日で撮り終えていた ─ 『ジョン・ウィック』級のクオリティを追求

ドラマ「ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から」では、本家『ジョン・ウィック』ばりの激烈アクションが登場する。第1話『兄弟の再会』の序盤で描かれたシーンがその一例だ。製作陣は、限られたスケジュールの中、映画並みのクオリティを追求したのだという。
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コンチネンタルホテル・ニューヨークの支配人ウィンストンの若き日々を描いた「ザ・コンチネンタル」は、ウィンストンの兄・フランキーが、コンチネンタルホテルの金庫から厳重に保管されたコインプレスを強奪するプロローグからスタートする。いざ金庫を盗み出したとて一筋縄ではいかず、支配人コーマックが送りこんだ最強の刺客たちがフランキーの行手を阻んだ。
とりわけ『ジョン・ウィック』らしさを発揮したのが、階段での戦闘シーン。上からも下からも次々と迫ってくる男たち相手に、フランキーは拳銃と身一つで戦い、矢継ぎ早のアクションが展開された。スタントコーディネーターのラーネル・ストーバルが米Varietyに語ったところによれば、なんとこのシーンは1日で撮り終えたものだという。
「クオリティは映画並みでしたが、ドラマ制作のスケジュールで進めました。『ジョン・ウィック』では3〜5日間かけて撮った格闘シーンがあったと思いますが、ドラマでは1日でした。いつまた同じ場所で撮影しに戻れるかは分からないので、アクションシークエンスをどうデザインするのか、とても賢明に行わなければいけません。私たちはブチかましたと思います。あれは、視聴者に“これが私たちなのだ、こういったアクションを期待しててくれ”と伝えられた最初のシーンでした。」
失敗できない製作陣は、完璧を追求すべく事前調査を徹底的に行った。階段の吹き抜けをセットで再現するために、理想の吹き抜け構造を探しに実際の建物を視察したという。ストーバルは「何階になるのか、シークエンスがどれくらいの長さになるのか、可能な限り正確にデザインしました」と製作当時を振り返った。
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Source: Variety