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『ジョン・ウィック』ウィンストン役、前日譚ドラマ「ザ・コンチネンタル」は「観るつもりはない」と辛辣コメント

ジョン・ウィック:コンセクエンス
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映画『ジョン・ウィック』シリーズに出演したイアン・マクシェーンは、自身が演じたコンチネンタルホテル・ニューヨークの支配人、ウィンストンの前日譚ドラマ「ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から」(2023)に複雑な思いを抱いているようだ。米MovieWebにて、その心境を明かしている。

「ザ・コンチネンタル」は『ジョン・ウィック』シリーズ初の実写スピンオフドラマ。ウィンストンが支配人になるまでのオリジンストーリーが描かれ、本家を踏襲したアクションも見られた。一方、ウィンストン以外は基本的に新しいキャラクターで構成され、映画版を観ていなくとも理解できる仕上がりとなっていた。

ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から
© 2022 Starz Entertainment, LLC

そんな同シリーズに対し、「観ないでしょうね。そうするつもりはありません」と辛辣なコメントを残したのが、映画シリーズでウィンストンを演じたイアン・マクシェーン。映画シリーズ主演のキアヌ・リーブスやチャド・スタエルスキ監督についても「観ていないのではないでしょうか」と察しながら、こう続けている。

「(内容は)映画とは何の関係もありませんでした。テレビ会社がシリーズにつけこんで、権利を得たということでしょう。私たちには何も聞いてこなかったのに、観たいという気が起こるはずもありません。」

『ジョン・ウィック』の始祖であるスタエルスキ監督は「ザ・コンチネンタル」に製作総指揮として名を連ね、クリエイティブ面は新たなフィルムメーカーに任せた。アメリカでは映画シリーズを配給するライオンズゲートの傘下であるStarzで放送される見込みであったが、のちに権利がPeacockに売却。海外市場ではPrime Videoが配信権を獲得するなど、ビジネス面では紆余曲折を経た。

「ザ・コンチネンタル」に懐疑的な姿勢のマクシェーンは、「あの作品で儲けを出そうという彼らの傲慢さは見当もつきません」と名指しこそしなかったものの、製作、配給に携わった企業を批判。「彼らの成功を祈っています」との皮肉メッセージも伝えた。仮にドラマの製作陣がマクシェーンにコンタクトを取っていたら、その考え方も変わっていたのかもしれない。

『ジョン・ウィック』シリーズからは、「ザ・コンチネンタル」に続く実写スピンオフ第2弾『Ballerina(原題)』が2024年夏に公開予定。映画シリーズ3作目『ジョン・ウィック パラベラム』(2019)に登場したバレリーナを主人公とする物語で、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)などのアナ・デ・アルマスが主演を務める。同作にはマクシェーンやジョン・ウィック役のキアヌも参加することが判明しており、「ザ・コンチネンタル」よりも本家との関連性が高い企画となる模様だ。

このほか、未発表の『ジョン・ウィック』ドラマ版やアニメシリーズも水面下で動いており、ユニバースは積極的に拡大中。つい先日には、スタエルスキ監督がクリエイティブの面からシリーズを統轄する新契約をライオンズゲートとの間で締結したことも発表されていた

Source:MovieWeb,THR

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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