Menu
(0)

Search

ベネディクト・カンバーバッチ『クーリエ:最高機密の運び屋』日本公開決定 ─ キューバ危機の裏を描くスパイ・スリラー

クーリエ:最高機密の運び屋
© 2020 IRONBARK, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ベネディクト・カンバーバッチが主演・製作総指揮を務めた『The Courier(原題)』が、『クーリエ:最高機密の運び屋』という邦題で、2021年9月23日(木・祝)より全国公開されることが決定した。あわせて、ポスタービジュアルと場面写真も到着している。

『クーリエ:最高機密の運び屋』は、キューバ危機の舞台裏で繰り広げられた知られざる実話を基に、核戦争回避のために命を懸けた男たちの葛藤と決断を描いた、迫真のスパイ・サスペンスだ。1962年10月、アメリカとソ連、両大国の対立は頂点に達し、「キューバ危機」が勃発。世界中を震撼させたこの危機に際し、戦争回避に決定的な役割を果たしたのは、実在した英国人セールスマン、グレヴィル・ウィン(ベネディクト・カンバーバッチ)だった。スパイの経験など一切ないにも関わらず、CIA(アメリカ中央情報局)とMI6(英国秘密情報部)の依頼を受けて、ウィンはモスクワに飛ぶことになる。GRU(ソ連軍参謀本部情報総局)高官との接触を重ね、そこで得た機密情報を西側に運び続けるが……。

『ブリッジ・オブ・スパイ』(2015)のメラーブ・ニニッゼがペンコフスキー役を演じる。そのほかキャストには、「マーベラス・ミセス・メイゼル」(2017-)のレイチェル・ブロズナハン、『ワイルド・ローズ』(2018)のジェシー・バックリーらが脇を固める。監督は、舞台演出家として名高いドミニク・クック。抑制を利かせた演出で、スパイ映画ならではの味わいと平凡な男を見事に描き切った。ポーランド出身の作曲家、アベル・コジェニオウスキによる美しく哀愁に満ちたワルツのテーマにも注目だ。

公開されたポスタービジュアルは、ウィンの張り詰めた表情とともに、キューバ危機の渦中で様々な思惑が入り乱れる様子をパズルのように散りばめたもの。「世界の運命は、一人のセールスマンに託された。」と添えられたキャッチコピーにより、そのミッションの重要度が垣間見えるビジュアルとなっている。表向きは平凡なセールスマン、その裏の顔は、密命を帯びたスパイ。この男に任された極秘任務とは。20世紀政治史の闇に葬られた米・ソ諜報戦の真相が、いま明かされる。

クーリエ:最高機密の運び屋
© 2020 IRONBARK, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

『クーリエ:最高機密の運び屋』は、2021年9月23日(木・祝)、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。

Writer

アバター画像
THE RIVER編集部THE RIVER

THE RIVER編集部スタッフが選りすぐりの情報をお届けします。お問い合わせは info@theriver.jp まで。