『クロウ/飛翔伝説』リブート版、米予告編が公開 ─ 過激アクションと切ない悲恋、ビル・スカルスガルド主演

カルト的人気を誇る映画『クロウ/飛翔伝説』(1994)のリブート版『ザ・クロウ(原題:The Crow)』の米国版予告編が公開された。
本作はジェームズ・オバーによる同名コミックを原作とするゴシックホラー・アクション。1994年の映画版『クロウ/飛翔伝説』は、小道具の銃に実弾が入っており、主演のブランドン・リーが撮影中に被弾、死去するという悲劇が起きた“いわくつきの作品”として知られる。同シリーズは2005年まで全4作品が発表された。
今回の『ザ・クロウ』は、『クロウ/飛翔伝説』と同じくオバーのコミックに基づくストーリー。『IT/イット』シリーズのペニーワイズ役などで知られるビル・スカルスガルドが、主人公のエリック・ドレイヴン役を演じる。
「僕のどこを好きになったの?」「とても傷ついているところ」──予告編は、エリック・ドレイヴン(スカルスガルド)と恋人のシェリー・ウェブスターの幸せな時間から始まる。しかし、シェリーは過去に恐ろしい殺人を目撃していた。口封じのために現れた男たちによって、エリックとシェリーは無惨にも殺害されてしまう。

ところが、エリックはこの世に再び戻ってきた。「人が死ぬと、その魂はカラスが死者の国まで運ぶ。しかし、惨事が起こると魂は安らげない。その過ちを正すまでは」
神の力を授かったエリックは、シェリーとの幸福を奪った組織への復讐を誓う。ところが、シェリーを救うために残された時間はわずかだった。
公開された映像は、“R指定待ったなし”のバイオレンス表現とともに、エリック&シェリーの幸せだった時間が垣間見られる、激しくも悲しい愛の物語としての側面を強調した構成。音楽には、ポスト・マローン&オジー・オズボーン&トラヴィス・スコットによる2019年の楽曲「Take What You Want」が使用されている。

共演には、シェリー・ウェブスター役で歌手のFKAツイッグス、『探偵マーロウ』(2022)のダニー・ヒューストン、『魂のまなざし』(2020)のラウラ・ビルン、『リベンジ・アイランド』(2019)のサミ・ブアジラ、『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち』(2022)のジョーダン・ボルジャーら。監督は『ゴースト・イン・ザ・シェル』(2017)のルパート・サンダース、脚本は『ドリームプラン』(2021)『ボブ・マーリー:ONE LOVE』(2024)のザック・ベイリンが務めた。
映画『ザ・クロウ(原題:The Crow)』は2024年6月7日より米国公開。
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Source: Variety