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DC『ザ・フラッシュ』ヴィランは「数人出てくるとも、一人も出てこないとも言える」とエズラ・ミラー

ジャスティス・リーグ
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2022年公開、DC映画『ザ・フラッシュ(原題:The Flash)』は謎のベールに包まれており、いまだ物語の詳細が明らかになっていない。キャスト情報は一部届けられているものの、スーパーヒーロー映画に欠かせないヴィランのキャスティングはわかっていないのだ。そもそも、本作にどんなヴィランが登場するのかも……。

主演を務めるエズラ・ミラーは、中国版DCファンドームにて、このヴィランをめぐる謎についてコメントしている。その言葉はどこか曖昧だが、それもそのはず、どうやらヴィランの存在が映画の核につながっているらしい。

「ある意味、僕たちの映画には数人ヴィランが出てくると言えます。いわゆるヴィランと呼ばれる人たちが。ただ、また別の意味で言えば、ヴィランは一人も出てこないとも言える。それがこの映画を掘り下げることであり、この映画のメッセージだというところもあるかもしれません。」

本作はフラッシュ/バリー・アレンと並行世界をめぐるコミックの人気エピソード「フラッシュポイント」を原案とする、DC映画における“マルチバースの接点”ともいわれる一作。したがって、ヴィランもまたマルチバースに関連するキャラクターだと考えるのが自然だろう。ファンの間では、ヴィランは別バースのバリー自身ではないかと推測する声もあがっている。

現在、エズラは「すべてを謎めいたものに、ミステリアスにしておきたい。登場するまでは謎に包まれているほうが、ヴィランにとって良いと思うから」とも話した。この言葉にリンクするのは、監督のアンディ・ムスキエティが、『ザ・フラッシュ』にサプライズが用意されていることを予告した上で「この話題はしなければしないほどいい」と述べたこと。ひょっとすると、ヴィランの存在そのものがサプライズということもありうるだろう。

一方で近年のヒーロー映画には、ヴィランの人物像を作り込むことによって、単純なヴィランではないキャラクターを登場させる傾向もある。そういった場合もまた、作り手たちはキャラクターが“ヴィラン”として扱われることを避けるものだ。もちろん、『ザ・フラッシュ』でもそういったアプローチが採られている可能性はあるわけだが……?

本作にはエズラ・ミラーのほか、バットマン役に『ジャスティス・リーグ』(2017)のベン・アフレックと『バットマン』(1989)のマイケル・キートンが復帰。初登場のスーパーガール役を新鋭サッシャ・カーレ、バリーの恋人アイリス・ウェスト役を『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』(2018)のカーシー・クレモンズが演じる。監督は『IT/イット』2部作のアンディ・ムスキエティ、脚本は『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)のクリスティーナ・ホドソン。

映画『ザ・フラッシュ(原題:The Flash)』は2022年11月4日に米国公開予定

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Source: Comicbook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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