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『ザ・フラッシュ』マイケル・キートンのバットマン、初登場シーンは「ティム・バートン版を思い出す」

バットマン(1989)
© Warner Bros. Entertainment, Inc.

DC映画『ザ・フラッシュ(原題:The Flash)』で約30年ぶりにバットマン/ブルース・ウェイン役を再演するマイケル・キートンが、バットマンとして撮影に参加した手応えを語った。

フラッシュと並行世界を描いたコミックの人気エピソード「フラッシュポイント」を原案とする本作は、DC映画における“マルチバースの接点”とも呼ばれる一作。キートンは、ティム・バートン監督『バットマン』(1989)『バットマン リターンズ』(1992)のバットマンを再演し、『ジャスティス・リーグ』(2017)などのベン・アフレック版バットマンとも共演する見込みだ。米Colliderにて、キートンは撮影の実感をこう述べている。

「(再演は)おかしなことに、また皮肉なことに、やりやすかったですよ。ちょっとこみ上げてくる思いもあったし、記憶も蘇ってきて。(内容は)何も言えないんですが、最初のショットはすごく良かったですね。映画全体ではなく、僕が登場するところです。セットに入って、ショットやアングルの話をしたら、“これはすごい、素晴らしいぞ”と思いました。僕のことではなくて、(シーンの)イメージが素晴らしいんです。ティム・バートンの作品を思い出すところもあってね。」

キートンは本作で久々にバットカウルをかぶって登場することになるが、ポッドキャスト「Jake’s Takes」では、バットカウルの着用も「驚くほど普通だった」と語っている。もっとも、やはり衣裳を着たことは昔を思い出すことにつながったようだ。「最初は“うん、いいね”と思っていたくらいだったのが、演じ始めると、いろんな記憶や感覚が戻ってきた」とは本人の言葉。きっと、観ているファンも懐かしい気持ちでいっぱいになるはずだ。

出演者はフラッシュ/バリー・アレン役のエズラ・ミラー、バットマン役のベン・アフレックとマイケル・キートンをはじめ、初登場となるスーパーガール役を新鋭サッシャ・カーレ、バリーの恋人アイリス・ウェスト役を『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』(2018)のカーシー・クレモンズら。脚本は『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)のクリスティーナ・ホドソン、監督は『IT/イット』2部作のアンディ・ムスキエティが務める。

映画『ザ・フラッシュ(原題:The Flash)』は2022年11月4日に米国公開予定。

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Sources: Collider, Jake’s Takes

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。