ティモシー・シャラメ主演、初の本格史劇『キング』予告編が公開 ─ Netflixで2019年秋配信、シェイクスピアの世界に挑む

『君の名前で僕を呼んで』(2017)のティモシー・シャラメ主演、Netflixオリジナル映画『キング』の予告編が公開された。「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の熱狂もさめやらぬ中、同作を彷彿とさせるテイストもうかがえる、豪華キャスト&スタッフによる本格史劇を堪能したい。
新しい王が誕生⚡
ティモテ・シャラメ主演!ジョエル・エドガートン、ジョーン・ハリス、リリー=ローズ・デップ、ロバート・パティンソン、ベン・メンデルソーン他の豪華キャスト!
Netflixオリジナル映画『キング』、2019年秋配信スタート! #ネトフリ pic.twitter.com/m2FFcKrW1g
— Netflix Japan (@NetflixJP) August 27, 2019
わがままで王位を継ぐことにも消極的なイギリスの王子・ハルは、王室での生活に背を向けて市井の人々との生活を楽しんでいた。ところが、暴君である父の死を受けて、ハルはヘンリー国王5世となることを余儀なくされる。かつては逃れたくてしかたのなかった生活に身を置いて、ハルは王室内の争いや、父の遺した混沌と戦争を引き受けなければならなくなってしまったのだ。さらに、前世の縁までもがハルのもとには降りかかってくる。その中には彼の親友であり師匠、飲んだくれの騎士ジョン・フォルスタッフとの関係性もあった。
本作でティモシーが挑むのは、イギリスを代表する劇作家・詩人であるウィリアム・シェイクスピアによる“ヘンリアド”、すなわち『リチャード二世』『ヘンリー四世 第1部』『ヘンリー四世 第2部』『ヘンリー五世』という重厚な作品群だ。素直に映像化すればドラマシリーズになるほどの――実際に「嘆きの王冠 ホロウ・クラウン」として英国でドラマ化されている――物語を今回は翻案。脚本・監督は『アニマル・キングダム』(2010)『奪還者』(2014)『ウォー・マシーン: 戦争は話術だ!』(2017)のデヴィッド・ミショッドが務めた。
さらにポイントとなるのは、『ザ・ギフト』(2015)『ある少年の告白』(2018)で脚本家・監督としての才を知らしめた俳優ジョエル・エドガートンが脚本・製作・出演の1人3役で参加していること。自らシェイクスピア劇の翻案に挑み、ティモシー演じるハルを導くフォルスタッフ役を演じている。
そのほか共演者には『ミッション:インポッシブル』シリーズのソロモン・レーン役で知られる英国俳優ショーン・ハリス、『トワイライト』シリーズのほか新バットマン俳優に抜擢されたロバート・パティンソン、『プラネタリウム』(2016)のリリー=ローズ・デップ、そして『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)『キャプテン・マーベル』(2019)のベン・メンデルソーン。ティモシー演じる主人公の父にして“暴君の先代”を演じるメンデルソーンは、予告編には久々の長髪姿で登場している。これをセクシーと言わずして何と言えというのか。
Netflixオリジナル映画『キング』は2019年秋、独占配信開始。