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秋にふさわしい映画『奇蹟がくれた数式』~天才数学者ラマヌジャンの生涯~

暑い夏が過ぎ、少し涼しくなってきました。秋には、映画鑑賞はもちろん、美術館めぐり、読書、勉学には最適の季節です。
というわけで、ふさわしい映画として『奇蹟がくれた数式』を取り上げたいと思います。  

「数学」と聞いて、大抵の人は苦い思い出をお持ちのことでしょう。計算だけならまだしも、幾何、微分積分、三角関数・・・この辺りになると授業を聴いていても何が何だかさっぱり分からないという人も少なくありません。何を隠そう、私もそのひとり。完璧に文系人間なのであります!
中学生の頃、数学の点数が悪いことが多く、よく両親に怒られていました。はっきり言って、数学には嫌な思い出ばかりです。特に、高校において文系クラスを選択した場合、数学の授業が少なくなり、本格的に学ぶことも減ってきます。文系受験生となれば、「赤点を取らなければいいか」となって、ますます数学から遠ざかっていきます。

で、結局、数学って何のためにあんな難しい勉強するの?実生活で役に立っているの?という疑問が残りますよね?しかし、たかが数学、されど数学。意外と日常生活で使われています。

例えば、

  • 資産運用の72の法則
  • ツイッターのトレンドは微分を使って計算している
  • 生命保険の商品設計で使われる保険数理

などがよく知られています。下世話なところでは三角比を使ってキスするときの理想の身長差なんていうものも。こう見ていけば、数学も虫唾が走る嫌な学問から興味深いものに変わっていくかもしれません。

さて、興味深くなったところで、『奇蹟がくれた数式』はインドの天才数学者シュリニヴァーサ・アイヤンガー・ラマヌジャンの生涯を描いた作品です。演じるは『スラムドック$ミリオネア』のデウ・パテル。彼をケンブリッジ大学に招いた大学教授G・H・ハーディには『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』のジェレミー・アイアンズ。

フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ「インターネットがない時代に、たった1冊のノートで数学界を変えた。」と絶賛しています。もちろん、堅苦しい内容の映画ではありませんので、数学が好きな人もそうでない人も足を運んでみてはいかがでしょうか?  

映画『奇蹟がくれた数式』は、10月22日(土)角川シネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ、角川シネマ新宿ほか全国公開。
制作国:イギリス 監督:マシュー・ブラウン

Writer

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片岡聡子Satoko Kataoka

映画とEDMが三度の飯より?好き。 どんなジャンルでも積極的に観ますが、ミュージカル、コメディー、恋愛もの、SFは特にお気に入りです。 休みの日はできるだけ多くの良い作品に触れるよう心がけています。 ブログはこちら。「映画ライターのシネマ大放言」URL  http://lineblog.me/cinemania/ 

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