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『スター・ウォーズ』初のドラマ「ザ・マンダロリアン」米予告編&ポスター公開 ─ 『ジェダイの帰還』から5年後、賞金稼ぎの孤独な旅描く

ザ・マンダロリアン

『スター・ウォーズ』初の実写ドラマ「ザ・マンダロリアン(原題:The Mandalorian)」の米国版予告編とポスタービジュアルが公開された。本作は『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)から5年後を舞台に、「中央政府が存在せず、混沌が深まっていく時代に」戦闘民族マンダロリアンの孤独な旅を描く物語となる。

脚本・製作総指揮を務める『アイアンマン』(2008)『ライオン・キング』(2019)のジョン・ファヴローが、「『スター・ウォーズ』における『マッドマックス』のような」「ダークでおっかない」と形容したように、映像はストーム・トルーパーのヘルメットが串刺しにされているという衝撃的な場面から始まる。荒涼とした大地をはじめ、『スター・ウォーズ』でおなじみの、しかし新たな世界観が提示されていくさまは、これがドラマシリーズとは思えないほどのスケール感だ。

ザ・マンダロリアン

予告編には、『ロッキー』シリーズのアポロ・クリード役などで知られるカール・ウェザース演じるバウンティ・ハンターのギルド長、グリーフ・カルガや、『デッドプール』(2016)エンジェル・ダスト役の格闘家兼女優ジーナ・カラーノ演じるカーラ・デューン、そして『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)監督のタイカ・ワイティティが声優を担当するドロイドIG-11、そして『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)に登場したデス・トルーパー軍などが続々登場。『ローグ・ワン』や『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)といったスピンオフ作品でみられたリアルなトーンが本作にも継承されていることがうかがえる。

そして、なんといっても特筆すべきは「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2018)のペドロ・パスカルが演じる“名もなき主人公”。予告編では「賞金稼ぎは面倒な仕事だ」とだけ口にするこのキャラクターは、クリント・イーストウッドや黒澤明の作品、西部劇のガンマンや日本の侍にインスパイアされているという。言われてみれば、本作にはマカロニ・ウエスタンのような雰囲気をも感じ取ることができる。

なお本作には、エピソード監督として個性豊かなフィルムメーカーが集結。第1話ではアニメ「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」「スター・ウォーズ 反乱者たち」などのデイブ・フィローニが初めて実写作品を手がけるほか、IG-11役を兼任するタイカ・ワイティティ監督、Netflix「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」などのデボラ・チョウ、『DOPE ドープ!!』(2015)のリック・ファムイーワ、そして『ジュワシック・ワールド』シリーズの女優のブライス・ダラス・ハワードが登場する。

ドラマ「ザ・マンダロリアン(原題:The Mandalorian)」は、ディズニー映像配信サービス「Disney+」にて、2019年11月12日より米国配信予定(2019年8月24日現在「Disney+」の日本展開は不明)。なおジョン・ファヴローによれば、すでにシーズン2の脚本作業も始まっているという。

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Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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