『マーベルズ』米オープニング興収予測が大幅ダウン、俳優ストライキの影響大

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『マーベルズ』にさらなる暗雲が立ち込めている。米国におけるオープニング興行収入が以前伝えられていた額を下回る可能性が出てきた。
米The Hollywood Reporterによれば、2023年11月10日より封切りを迎える『マーベルズ』初週末の興行収入は6,000〜6,500万ドルの見立て。米調査サイトThe Quorumに至っては、6,000万ドルを下回ると予測している。これは、7,500万~8,000万ドルとされた10月下旬時点での見立てを大幅に下回る。
低調スタートの大きな要因として挙げられるのが、ハリウッドで進行中の全米映画俳優組合(SAG‐AFTRA)ストライキだ。主演のブリー・ラーソンをはじめキャスト陣はプロモーションに参加することができていない状況。10月末にはスト終結の兆しが報じられたが、マーベル・スタジオは急遽、米ラスベガスの球体型シアター「スフィア(Sphere)」で行われる『マーベルズ』のプレミアイベントに主要キャストをサプライズ登場させる案を計画していたという。
ここ最近頻出のワード「スーパーヒーロー疲れ(superhero fatigue)」の影響も出ていると、The Hollywood Reporterは記している。直近では、前評判が良かったDC映画『ザ・フラッシュ』の米オープニング興収は5,500万ドルとなり、予想外の低調スタートとなった。『マーベルズ』の前売りチケットの販売成績は『ザ・フラッシュ』と同程度とされており、「これはどのスタジオにとっても悪夢のようなシナリオだ」と記されている。
封切り3日前の11月7日に公開された『マーベルズ』の最終予告編では『アベンジャーズ』メンバーの過去映像も盛り込まれ、さらには『ソー』シリーズの人気キャラクター、ヴァルキリーの登場も明らかになった。関連作品を活用した露出について「珍しい動きだ」と伝えられているが、公開直前まで可能な限りのプロモーションを実施したいスタジオ側の狙いがうかがえる。
『マーベルズ』は2023年11月10日(金)日米同時公開。
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Source:THR