トム・ヒドルストン「ナイト・マネジャー」新2シーズン製作決定 ─ シーズン1の8年後が舞台に

トム・ヒドルストンの主演ドラマ「ナイト・マネジャー」(2016)が、英BBCとAmazonによって新たに2シーズン製作されることがわかった。米Varietyなどが報じている。
本作は、ジョン・ル・カレによる同名ベストセラー小説をドラマ化した大ヒットシリーズ。BBCとAMCが共同製作したシーズン1では、元イギリス軍兵士でホテルのナイト・マネジャー(夜間支配人)を務めるジョナサン・パイン(トム・ヒドルストン)が、スパイとなって違法武器業者リチャード・ローパー(ヒュー・ローリー)を追い詰めていく姿が描かれた。
2023年にシーズン2の企画が進行中と報じられていたが、このたびシーズン2&3まとめての製作が決定。シーズン2は全6話構成で、シーズン1フィナーレから8年後が舞台になるとのこと。ヒドルストンがジョナサン役で復帰し、2024年後半に撮影開始の予定だ。
脚本はシーズン1につづき、「ハンナ ~殺人兵器になった少女~」(2019-2021)などのデヴィッド・ファーが執筆。「超サイテーなスージーの日常」(2020-)などのジョージー・バンクス=デイヴィスが全6話を監督する。製作総指揮にはスティーヴン・ギャレット、ヒュー・ローリーが名を連ねている。
このたびヒドルストンは、「『ナイト・マネジャー』の第1シーズンは、僕がこれまで携わった中で最もクリエイティビティに溢れるプロジェクトの1つでした」と声明を発表。「ジョナサン・パインの持つ深み、幅の広さ、複雑さは、これまでも、そして今後もスリリングな展開を見せてくれるでしょう。(中略)物語の次章を語るのが楽しみです。待ちきれません」と語った。
また、「長年ジョン・ル・カレの作品は僕のインスピレーションの源であり、シーズン1で彼と密接に仕事をしたことは光栄であり喜びでもありました」と続けたヒドルストン。現時点で原作の続編小説は執筆されていないことから、「軽々しく原作を超えて(物語を)拡張するようなことはしませんでしたが、数年前にあるアイデアが浮かびました。あの暗い隅や影のアイデンティティを描くユニークな世界に忠実だと感じられるものです」と述べた。
なお、シーズン1にはヒドルストン&ローリーのほか、『女王陛下のお気に入り』(2018)『ファーザー』(2020)のオリヴィア・コールマン、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどのトム・ホランダー、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズや『TENET テネット』(2020)のエリザベス・デビッキ、「SUPERGIRL/スーパーガール」(2015-2021)などのデヴィッド・ヘアウッドらが出演。監督は『未来を生きる君たちへ』(2010)のスサンネ・ビア。エミー賞で監督賞・作曲賞、ゴールデングローブ賞では主演男優賞(トム)・助演男優賞(ヒュー)・助演女優賞(オリヴィア)に輝いた。
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Source:Variety