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ノーラン『オデュッセイア』6分間のプロローグ映像、IMAXで米国上映決定 ─ 『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』など

オデュッセイア

クリストファー・ノーラン監督最新作『オデュッセイア』の6分間におよぶプロローグ映像が、アメリカのIMAXシアターで上映されることがわかった。米Varietyが報じている。

本作は史上はじめて全編IMAXフィルムカメラで撮影された劇映画で、今回はその真価を初めて体感できる機会となる。約6分間のプロローグ映像は、12月12日に米国で開始される『罪人たち』『ワン・バトル・アフター・アナザー』IMAX 70mm再上映のほか、12月19日公開『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』のIMAX上映で限定上映される。

また『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』では、IMAX上映以外でも全上映フォーマットにて予告編の短縮版が上映される。“短縮版”とはいえ予告映像としてはフルサイズ級のボリュームだという。

なお、これらの情報はすべてアメリカの映画館に関するもので、日本での上映は明らかになっていない。

『オデュッセイア』は、詩人ホメロスの同名叙事詩『オデュッセイア』に基づく“神話的アクション大作”で、2025年夏の映画業界を代表する一大エンターテインメント。すでにティザー予告編は、公開の1年前にあたる2024年夏に『ジュラシック・ワールド/復活の大地』などで上映されていた。日本国内でもIMAXシアターにて上映されたが、日米を問わずオンラインでは解禁されていない。

ちなみにアメリカでは、劇場公開のちょうど1年前の2024年7月17日に前売チケットの販売がスタートしており、なんと24時間以内に95%が完売した。『オデュッセイア』のプロローグを観るため、映画館に足を運ぶ観客も出てくることになるだろう。

出演者は、イタカの王オデュッセウス役のマット・デイモン、息子テレコマス役のトム・ホランドのほか、アン・ハサウェイ、ゼンデイヤ、ルピタ・ニョンゴ、シャーリーズ・セロン、ロバート・パティンソン、ジョン・バーンサル、ベニー・サフディ、エリオット・ペイジ、ヒメーシュ・パテル、ビル・アーウィン、サマンサ・モートン、ジョン・レグイザモ、ローガン・マーシャル=グリーン。プロデューサーはエマ・トーマス。

映画『オデュッセイア』は2026年公開、配給はビターズ・エンド(US公開日は7月17日)。

Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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