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『ザ・スーサイド・スクワッド』は「ジェームズ・ガン監督の最高傑作」─リック・フラッグ役「次元が違う」

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結
© 2021 WBEI TM & © DC

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガンがDCコミックスの悪党集団を新たに映画化する、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』。早くも大注目を浴びている本作は、「ジェームズ・ガン監督の最高傑作」となるようだ。

このように明かすのは、デヴィッド・エアーによる『スーサイド・スクワッド』(2016)につづき、リック・フラッグ役を演じた俳優、ジョエル・キナマン。米Varietyのインタビューにてキナマンは、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』について、「数日前に観ました。とにかく狂っていましたよ。ジェームズ・ガンの最高傑作だと思います」と豪語している。出演者にここまで言わせるほどの傑作で、とにかく狂っている作品とは一体どんなものなのだろうか。

「これはもう次元が違います。狂った映画であると同時に、ビジョンが最初から明確だったので、自分が期待していた通りの作品に仕上がっていました。撮影中も自分たちが何をしているのかはっきりとしていましたね。とにかく愉快ですよ。もちろん、あくまでも自分の意見なので偏見はあると思いますが、それでも今まで観た映画の中で最も面白い作品のひとつだと思います。はじめから終わりまで、テンポが良くて、躍動感もあり、コメディのタイミングも抜群です。本編中ずっと絶え間なく笑えますしね。」

キナマンはコメディやそのテンポの良さが本作の魅力と述べる中、「僕が本当に驚いたのは、その流れの良さだけでなく、彼が本作を通して描いていた感情の深さや、視覚的かつ感情的な詩のような瞬間」とも述べている。「それはジャンルの域を超えていて、より大きなものになっていたと感じました」。そんな心に訴えかけるような側面もある映画としながらも、やはり誰もが楽しく見られる映画になるようだ。「バカバカしくて、色々な意味で本当にくだらなくて、とにかくバイオレンスにあふれた作品」。

米国ではR指定とされている本作。キナマンは「グロテスクやショッキングなシーンも時にはあります」としながら、「それはとてもコミカルに描かれる」と説明している。目を背けたくなるような描写はあるかもしれないが、作品を通して我々の目が慣れていくということのようだ。

「映画の最後には、巨大な鮫が立ったまま人間の頭をかじっていて、その横で何人かの人が会話をしているという場面もありますけど、これもこの映画では普通に見られる光景ですね。今はそうは思わなくても、『ザ・スーサイド・スクワッド』の1時間50分の上映後には、それが普通のことに感じているでしょう。とにかく不謹慎な映画です。」

『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』は、2021年8月13日(金)に全国公開。

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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