『ザ・スーサイド・スクワッド』ジョーカーは再登場せず ─ ジェームズ・ガン監督、検討しなかった理由明かす

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガンがDCコミックスの悪党集団を新たに映画化する、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021年8月13日公開)。デヴィッド・エアーによる『スーサイド・スクワッド』(2016)に登場した、ハーレイ・クインやキャプテン・ブーメランらおなじみのキャラクターが一部再登場するも、どうやらジョーカーはしないようだ。
『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』は、全員終身刑の囚人14人が、減刑と引き換えに政府から極秘指令を受け、成功率0%のデス・ミッション、全世界の脅威となる“怪獣”計画の阻止に挑むサバイバル・アクション。それぞれが世界を救うため縦横無尽に暴れまくる本作にDC屈指の人気キャラクター、ジョーカーを登場させなかった理由は何だろう。
The New York Timesのインタビューにてガン監督は、「ジョーカーについて登場させることは考えませんでした」と説明している。脚本段階でも検討さえしなかったようで、そもそもジョーカーを本作に登場させる意味が理解できない様子。「スーサイド・スクワッドにジョーカーが入る理由が分かりません。このような戦況では役に立たないでしょう」。ジョーカーといえば、冴えた知能を活かして相手を容赦なく追い詰めていく“犯罪界の道化王子”。何でもありな戦場と化した場所では、ジョーカーの本領は発揮できないということだろう。
ジョーカーは残念ながら再登場しないが、本作にはハーレイ・クインやキャプテン・ブーメランをはじめ、大きな銃を軽々と片手で構える強面はピースメイカー、お腹を満たすことしか考えていない半分人間で半分サメのキング・シャークなど、ヤバいキャラクターたちも新たに勢揃いしている。生きるか死ぬかの戦場での彼らの勇姿を見届けよう。
映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』は、2021年8月13日公開。
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Source: The New York Times