シャマラン娘の覗き見ホラー『ザ・ウォッチャーズ』5つの最恐見どころを解説 ─ ガラス張りの部屋で毎晩監視、死と隣り合わせの脱出ゲーム

ダコタ・ファニング主演のホラー映画『ザ・ウォッチャーズ』では、『シックス・センス』(1999)や『オールド』(2021)などを手がけてきたM・ナイト・シャマラン監督の実娘であるイシャナ・ナイト・シャマランが自らの脚本で長編監督デビューを飾る。“マスター・オブ・サプライズ”の称号で常に多くの映画ファンを虜にしてきたシャマラン(父)もプロデューサーを務める本作では、シャマラン親子の本格タッグ作として注目を集めている。
そんな本作では、28歳の孤独なアーティスト・ミナ(ファニング)が、地図にない森に閉じ込められ、毎晩ガラス貼りの部屋で監視されるという恐怖の生活を送ることに。贈り物を届けるだけのはずだったミナの運命やいかに。“覗き見”リアリティーホラーとして注目される本作について、本記事では劇場で目撃すべき5つの“最恐ポイントと作品の観どころをまとめてみた。
最恐ポイント1:足を踏み入れたら最後……地図にない森

ダコタ・ファニング演じる28歳の孤独なアーティストのミナは鳥籠に入った黄金色の鳥を届けるために指定の場所に向かうが、道中で不気味な森に迷い込んでしまう。そこには行方不明者捜索の貼り紙が……。迷い込んだのは地図にはない森。スマホやラジオが突然壊れ、車も急停車してしまう。車外に出て助けを求めると、乗ってきた車が忽然と消え、地面からは不気味な音、木々の間を黒い鳥の群れが飛び交う。不安にかられているミナに「ドアが閉まるまであと5秒」という女性の声が届く。
最恐ポイント2:ガラス貼りの部屋には見知らぬ3人。彼らは何者かに“覗き見”されている?

逃げ込んだ先はガラス貼りの部屋。ミナの前には見知らぬ3人の男女。混乱するミナに「奴らは待ってくれない」、「奴らは毎晩来て、あちら側の窓から私たちを監視する」と告げる。彼らは毎晩訪れる“何か”に監視されているというが……。
謎の存在に毎晩監視される事になるミナを演じるのは『I am Sam アイ・アム・サム』で天才子役として一躍脚光を浴び、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『オーシャンズ8』などの話題作に出演してきたダコタ・ファニング。さらに60代のグループのリーダー的存在マデリンを『Tarot(原題)』のオルウェン・フエレ、20代の若妻シアラを女優兼モデルで『バーバリアン』のジョージナ・キャンベル、未熟で衝動的なグループ最年少19歳の少年ダニエルを人気短編シリーズ「世にもおぞましい物語」のオリバー・フィネガンが演じるほか、30代のシアラの夫役をイギリスのミュージカル俳優で『レ・ミゼラブル』のアリスター・ブラマーが務めている。
最恐ポイント3:ルールを一つでも破ったら殺される。禁断のルールがヤバい!

ミナが3人と閉じ込められ、何者かに監視されるガラス貼りの部屋には3つのルールが定められている。
- “監視者”に背を向けてはいけない。
- 決してドアを開けてはいけない。
- 常に光の中にいろ
禁断の3つのルール、その1つでも破ったら殺される。
最恐ポイント4:謎が謎を呼ぶ展開!奴らは待ってくれない。奴らは毎晩来て、あちら側から私たちを“監視”する。

「ここにはどのぐらい?」。部屋の秘密を尋ねるミナにシアラは「わからない」と素っ気ない返事で応じる。暗闇から迫る手、木に貼り付けられた人骨のオブジェ、地面に空いた大きな穴……。そして森の中でミナは恨むような表情の自分自身の姿を目撃する。
地図にない森で、誰が、何の目的で……?“監視者(ウォッチャーズ)”とは一体何者なのか、謎が謎を呼ぶ衝撃の展開から目が離せない。
最恐ポイント5:弱冠24歳。天才のDNAを受け継ぐ監督がスゴい!
これまで父のM・ナイト・シャマラン監督作『オールド』、『ノック 終末の訪問者』などの製作にも参加したイシャナ・ナイト・シャマランが、弱冠24歳にして衝撃の監督デビューを飾る。『IT/イット』『アナベル』『死霊館』シリーズなど多くの大ヒットホラー作品を生み出しているワーナーホラーとの最恐コラボでどのような世界を見せてくれるのか。
初公開されたメイキングカットには、森の中で演出するイシャナと彼女の指示に注意深く耳を傾けるキャストたちの姿がおさめられている。

あなたの予想を覆す、衝撃のエンディングが待ち受ける“覗き見”リアリティーホラー『ザ・ウォッチャーズ』は2024年6月21日(金)公開。
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