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『ザ・ホエール』日本版予告編 ─ 体重272キロの男、人生最期の5日間

ザ・ホエール
© 2022 Palouse Rights LLC. All Rights Reserved.

A24製作・配給、ダーレン・アロノフスキー監督がブレンダン・フレイザーを主演に迎えた『ザ・ホエール』の日本版予告編とポスターが届けられた。

272キロの巨体の男チャーリーになり切り、圧巻の存在感を見せつけたブレ
ンダン・フレイザーの演技には映画祭でも絶賛の声が寄せられている。スター俳優として『ハムナプトラ』シリーズや『センター・オブ・ジ・アース』の主演を務めるも、プライベートでの不幸が重なりハリウッドの表舞台から長らく遠ざかってたフレイザーは、ブロードキャスト映画批評家協会賞にて主演男優賞を受賞、さらに全米俳優組合賞(SAG)、英国アカデミー賞(BAFTA)、そしてついにアカデミー賞では自身初の主演男優賞ノミネートを果たした。幾度となく主演俳優をオスカーノミネートの場に引き上げてきたダーレン・アロノフスキー監督とともに奇跡の大復活を遂げたブレンダンに、本年度の賞レースを駆け巡るフロントランナーとして期待が高まっている。

共演は、活躍目覚ましい若手女優セイディー・シンク(「ストレンジャー・シングス」)、話題作への出演が相次ぐホン・チャウ(『ザ・メニュー』)らが脇を固める。

恋人を亡くしたショックに打ちひしがれ、現実逃避をするように過食を繰り返してきたチャーリー(ブレンダン・フレイザー)。歩行器なしでは移動もままならず、親友の看護師リズに頼って生活している。病状の悪化で自身の死期が近いと悟ったことで、長らく押し込め続けたトラウマと向き合うことを決意。さらに離婚して以来音信不通だった娘エリーとの絆を取り戻そうとする彼の最期の5日間を描く。

ブレンダン・フレイザーが演じたのは、体重272キロ、余命わずかな男・チャーリー。この役に挑むにあたり、自身の体重増量に加え、特殊メイクとファットスーツを着用。かつてスター俳優として人気を博していた頃の爽やかで端正な顔立ちからは予想だにしなかったその佇まい、あまりのギャップに大きな衝撃が走る。

予告編は、タイトルでもある「ホエール(=くじら)」を想起させるような海辺のシーン、なぜこのような風貌になってしまったのかを自ら語る姿、自力で歩行もままならないその生活が明かされる。娘のエリー(セイディー・シンク)からは、「今頃親ぶるの?」と辛辣な言葉を浴びせられ、拒絶されながらも真正面から向き合おうと試みる。何かをするたびに謝ってばかりいるチャーリーだが、唯一の心を許せる友人のリズ(ホン・チャウ)との親愛に満ちたやりとりはどこか可愛らしく、深い悲しみを抱えながらもユーモアと純粋さを失わない彼の魅力が溢れている。

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『ザ・ホエール』は2023年4月7日、TOHO シネマズ シャンテ他全国ロードショー。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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