『きかんしゃトーマス』ハリウッド実写+アニメ映画化、『プーと大人になった僕』監督が手掛ける

子供向け人気シリーズ『きかんしゃトーマス』が、『プーと大人になった僕』(2018)マーク・フォースター監督によって映画化されることがわかった。米Varietyが報じている。
実写とアニメーションが融合したファミリー・アドベンチャーになるという。権利元マテル社のMattel Filmsが製作。フォースター監督と共に『プーと大人になった僕』を手掛けたプロデューサーのルネ・ウルフらも参画する。
脚本家はこれまでにインディー作品のいくつかをそれぞれ手掛けてきたアリッサ・ヒルとジェシー・ウィグトウが起用された。「トーマスは子供の頃から、個人的にも大好き」とフォースター監督は寄せている。監督の代表作には、ほかに『007 慰めの報酬』(2008)『ワールド・ウォーZ』(2013)などがある。
『きかんしゃトーマス(原題:Thomas & Friends)』は、1984年にイギリスで放送を開始して以来、世界中で愛されるシリーズ。日本では1990年にテレビ番組『ひらけ!ポンキッキ』内のコーナードラマとして放送された。トーマスほか、エドワードやヘンリー、ゴードン、ジェームス、パーシー、トビーといった愉快な仲間たちが登場する。
マテル社は『きかんしゃトーマス』の他にも、バービー&ケン人形やホットウィールなど様々なオモチャ商品を有している。同社発の近作としては、同名アクション・フィギュアを映画化した2016年の『マックス・スティール』がある。ほか、バービー人形はマーゴット・ロビー主演で実写映画化も準備されている。
この度の映画では実写とアニメのハイブリッドということだが、果たしてどの部分が実写に、どの部分がアニメになるのだろうか。前例として、監督が手掛けた『プーと大人になった僕』はひとつの参考になるだろう。世界中の子どもたち(と、その親)から大きな注目を集めることになりそうだ。
なお、有名キャラクターをハリウッド映画化する企画としては、他に『トムとジェリー』(同じく実写とアニメのハイブリッド)、『ハローキティ』(実写かアニメかは不明)などがある。
Source:Variety