【解説】『マイティ・ソー バトルロイヤル』ポストクレジットシーンの意味 ― 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』とのつながりは?

映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』には、マーベル・シネマティック・ユニバース作品恒例のポストクレジットシーンが用意されている。時に今後の作品から重要なシーンを少しだけ見せてくれ、時には思いもよらない笑いをもたらしてくれるが、今回の内容はいかに……。

注意

この記事には、映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレが含まれています。

マイティ・ソー バトルロイヤル

©Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

サノスの宇宙船、早くも登場か

『マイティ・ソー バトルロイヤル』のポストクレジットシーンで、気になる『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に直接リンクするのは、エンディングの途中に挿入されるソーとロキのシーンだ。
ヘラを倒すことと引き換えに、土地としてのアスガルドを失ってしまった一行は、国民を宇宙船に乗せて地球へと向かうことになる。地球へ戻ることに不安を抱えるロキをソーは励ますが、そこに突如として巨大な宇宙船が姿を現して……。どう見ても穏やかでないことは確かだが、この後起こる展開は明かされないまま映画は幕を閉じる。

この宇宙船は何なのか、何を意味しているのか……。米The Wrap誌の取材で、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は宇宙船の正体についてこう述べているのだ。

「私たちは“サンクチュアリII”と呼んでいますよ。」

きっとコミックの熱心な読者なら、この時点でピンと来ることだろう。「サンクチュアリII」とはサノスの乗る宇宙船なのである。すなわち映画でも同じ設定が採用されているならば、地球への移動を決意したソーたちの前に早くもサノスがやってきているということだ。サノスはインフィニティ・ストーンを求めており、おそらくロキは四次元キューブ(スペース・ストーン)をアスガルドから持ち出している……。

2017年7月、米国で行われたイベントで上映された『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の映像には、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの乗る宇宙船ミラノ号のフロントガラスにソーが激突、そして救出される場面が存在したという。ここから推測されるのは、おそらくソーはサノスといち早く対面して敗北を喫するのだろうということだ。
しかし問題は、宇宙船に乗ったアスガルドの民はどうなったのか、ロキやハルク、ヴァルキリーたちはどんな運命を遂げたのかということである。四次元キューブの力でワームホールさえ開ければ地球への脱出は叶いそうだが、そうするとサノスを地球へまんまと呼び寄せることにもなりかねない。とにかく現時点で有力なのは、『マイティ・ソー バトルロイヤル』で見られたこのシーンが『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のワンシーンであるという可能性だ。

グランドマスター、不屈か

一方、エンディング後に登場するのはジェフ・ゴールドブラム扮する惑星サカールの長グランドマスターである。民衆の反乱によってゴミ捨て場に追い込まれたグランドマスターは、おもむろに自分を取り囲む人々へ話しかける……。

Radio Timesのインタビューで、ジェフはこのシーンのセリフが一部即興だったことを明かしている。タイカ・ワイティティ監督ならではの演出は最後の最後まで詰まっていたというわけだ。

 

「船が墜落してしまったのか、私は反逆者に囲まれているわけですよ。みんなが私に逆らってるんですが、でも私はグランドマスターですから。死にませんよ。殺すことも傷つけることもできません。ふーん、って感じで一網打尽ですね。復活したい時に復活します。」

グランドマスターが今後の作品に再登場するかどうかは不明だが、すでにマーベル・スタジオ社長は、兄弟設定である『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)のコレクター(ベニチオ・デル・トロ)との共演を「いつかやりたい」と話している。本作で怪演を見せていただけに、これは期待してもよさそうだ……。

映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』は2017年11月3日より全国の映画館にて公開中。

Source: https://www.thewrap.com/thor-ragnarok-post-mid-credits-scene-explained-kevin-feige/
http://www.radiotimes.com/news/film/2017-10-24/thor-ragnaroks-post-credits-scenes-explained-by-jeff-goldblum/
Eyecatch Image: ©Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

About the author

稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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