クリス・ヘムズワース、ソー役は第1作でクビになるんじゃないかと不安だった「自分がいる価値はあるのだろうかと」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『マイティー・ソー』シリーズに10年以上も主演しているクリス・ヘムズワース。今となっては、ヘムズワース以外の俳優がソーを演じる姿は想像できないが、本人は第1作の撮影中にマーベル・スタジオから解雇されるのではないかと不安になっていたのだという。
オーストラリアTodayの取材に登場したヘムズワースは、シリーズ最新作『ソー:ラブ&サンダー』にジェーン・フォスター役でカムバックしたナタリー・ポートマンとの再共演について訊かれ、ソーを演じた歴史を振り返っている。
「『アベンジャーズ』映画の前作もそうだったけど、(『ソー:ラブ&サンダー』も)僕にとってはノスタルジアの塊だったんです。10~11年も演じていますからね。最初にソーを演じたのはナタリー・ポートマンの相手役で、僕の駆け出しの仕事の一つだったんですが、クビになるんじゃないかとか、何も上手くいかないんじゃないかとか、ファンが僕のバージョンのキャラクターを受け入れてくれないんじゃないかと心配し続けていたんです。彼女(ポートマン)が僕を十分だと思ってくれているのか、そこに居る価値があるのだろうかとか、色々と考えました。」
オーストラリア出身のヘムズワースは、『マイティ・ソー』(2011)に主演するまでアメリカでは無名だったため、ハリウッドの超大作映画の主演にかなりナーバスになっていた様子。しかも相手役が、『ブラック・スワン』(2010)でアカデミー賞主演女優賞に輝いた大スター、ナタリー・ポートマンとなれば、そのプレッシャーたるや想像を絶するものがあったのではないだろうか。
しかし、それは今となっては遠い昔の思い出となり、『ソー:ラブ&サンダー』はMCUの単独映画で初めて第4作が製作されるほどの人気シリーズに。最新作ではポートマンとの共演が再び実現したが、その再会についてヘムズワースが、こう語っている。
「10年後に再会して、色んな意味で僕たち自身も人生も劇的に変化したし、キャラクターも変化を遂げています。ソーは、第1作で居た場所とは全く違う場所にいると思う。そして今、ジェーン・フォスターが登場してスーパーパワーを手にし、彼女自身もスーパーヒーローになるんです。そのおかげで、カメラ上でのダイナミズムが楽しくなったよ。」
『ラブ&サンダー』はヘムズワースにとってMCUで9作目、ポートマンにとっては3作目となる。将来的に2人がMCUにカムバックするかどうかは未知だが、まずは2022年7月8日に公開される『ソー:ラブ&サンダー』で、ソー&ジェーンが再び見せてくれるケミストリー&ダイナミズムを楽しみたい。
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