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【ネタバレ】『ソー:ラブ&サンダー』寸劇に登場していたのは誰? ─ テッサ・トンプソンこだわりの重要シーンとは

ソー:ラブ&サンダー
©Marvel Studios 2022

この記事には、『ソー:ラブ&サンダー』のネタバレが含まれています。

ソー:ラブ&サンダー
©Marvel Studios 2022

『ソー:ラブ&サンダー』アスガルド劇団の皆さんをご紹介

前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』物語の序盤では、アスガルドへ戻ったソーが、オーディンに化けたロキが民を統治している内容の寸劇を目にする展開があった。そして『 ソー:ラブ&サンダー』では、前作で故郷を失ったアスガルドの民が地球に開いた新天地「ニュー・アスガルド」で、あの寸劇メンバーが観光客を相手に、アスガルドが破壊された物語を伝える舞台に登場している。

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その寸劇にカメオ出演しているキャストは、前作と同じくロキ役でマット・デイモンが、違和感しかないズラ装着にて続投。スパイ・アクション映画『ジェイソン・ボーン』シリーズの主演で知られるデイモンの代表作には、『エリジウム』(2013)『インターステラー』(2014)や『オデッセイ』(2016)などの超大作がある。

ソー役を再演するのは、本家ソーであるクリス・ヘムズワースの兄ルーク・ヘムズワース。米HBOのSF大作ドラマ「ウエストワールド」(2016‐)にレギュラー出演しているルークは、デオドラントの米CMにも寸劇版ソー役で登場し、クリスとのソックリぶりを皮肉った演技で笑わせてくれる。

そしてオーディン役でカムバックしたのは、『ジュラシック・パーク』3部作のアラン・グラント博士役でお馴染みの名優サム・ニール。フランチャイズの最新作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』に同役で復帰しているニールは、名作『ピアノ・レッスン』(1993)や『モンタナの風に抱かれて』(1998)など大作映画以外の作品にも数多く出演している。

この3人に新たに加わったのが、『バトルロイヤル』のヴィラン、ヘラにふんするメリッサ・マッカーシーだ。もともとスタンダップ・コメディアンだったマッカーシーは、ファミリードラマ「ギルモア・ガールズ」(2000‐2007)のスーキー役で俳優としてブレイク。その経歴を活かし、『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(2011)やリブート版『ゴーストバスターズ』(2016)などコメディ作品への出演が目立つが、『ある女流作家の罪と罰』(2018)では実在の詐欺師を演じてアカデミー賞主演女優賞にノミネートを果たすほどの活躍を見せている。

そんな4人が繰り広げる陳腐な演出が炸裂する舞台は、以前にも増して“おバカ度”がパワーアップ。「偽ソーと偽ロキによる寸劇が“アップグレード”する」と豪語していたデイモンの言葉に、嘘がなかったことを証明してくれた。

ところが、彼らが出演するシーンでカットされそうになった場面があった模様。それは、ヴィランのゴアがニュー・アスガルドを襲撃した後、住民が集会場に集まって今後の対策について議論するシーン。偽ロキのマット・デイモンと偽ソーのルーク・ヘムズワースがアスガルドの新王ヴァルキリーに劇の必要性を主張。新たな寸劇に取り組みたいと持ちかける展開となっているが、ヴァルキリー役のテッサ・トンプソンによれば、そのシーンが危うくお蔵入りになるところだったと明かしている。米The Hollywood Reporterに語っている。

少し削除されたカットがあってガッカリしていたんですが、復活したので凄く嬉しかったです(笑)。“あのシーンは映画に入れないと!”という感じでした。なので、そのシーンが削除された時は悲しかったけど、撮影は本当に楽しかったです。アスガルドの文化で表現される、演劇やストーリーテリングの重要性を模索するために、彼らがいてくれたのが最高でした。」

映画のエンドクレジットで「ソーは帰ってくる」と告知されているが、寸劇のキャストも何らかの形で将来的にカムバックすることを期待したい。

『ソー:ラブ&サンダー』は公開中。

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Source:The Hollywood Reporter

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行。海外ドラマDIVEを運営。

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