『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』は「すごくロマンティックな作品」タイカ・ワイティティ監督が予告 ─ 撮影は2021年初頭から

『マイティ・ソー』シリーズの最新作『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題:Thor: Love and Thunder)』は、タイトルの通り「ラブ」にあふれた作品となるらしい…? 脚本・監督のタイカ・ワイティティが英BBCのインタビューにて語った。
もともと本作の撮影は2020年8月ごろから始まる予定だったが、新型コロナウイルスの影響によって企画全体に遅延が生じている。ただしワイティティは自宅待機のさなかに脚本執筆を終えており、まさに「新しい段階に進むところ」とのこと。「すごく良い作品になると思います」との自信をにじませた。
「とんでもなくぶっ飛んだ、けれどもすごくロマンティックな作品です。ロマンティックな映画を作りたいと思いました。今までにやったことのない、興味さえ持ったことのなかったようなものに挑戦したい。」
2020年4月、脚本作業のまっただなかにあったワイティティは「限界を超えた脚本に仕上がっています。『バトルロイヤル』が平凡かつ守りに入ったような作品だと思えるくらい」と豪語し、自身の手がけた前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)以上のユーモアを示唆していた。しかし今回のコメントは、さらなる人間ドラマもしっかりと予感させるもの。『ジョジョ・ラビット』(2019)でアカデミー脚色賞に輝いた実力を思えば、その筆力に再び大きな期待がかかる。
出演者にはソー役のクリス・ヘムズワース、ヴァルキリー役のテッサ・トンプソンが続投するほか、ジェーン・フォスター役のナタリー・ポートマンも復帰。今度は“マイティ・ソー”としてハンマーを手に活躍することが判明している。悪役には『ダークナイト』3部作や『フォードvsフェラーリ』(2019)のクリスチャン・ベール。なお、ナタリーによると、撮影は「来年(2021年)はじめにオーストラリアで始まる」という。
映画『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題)』は2022年2月11日に米国公開予定。
Source: BBC, Serena Williams, Collider