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『三銃士』豪華キャストで再映画化、フランソワ・シヴィル&エヴァ・グリーン&ヴァンサン・カッセルほか出演

フランソワ・シヴィル エヴァ・グリーン
Georges Biard https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Fran%C3%A7ois_Civil_Cannes_2019.jpg | Dan Shao https://commons.wikimedia.org/wiki/File:EvaGreenByTFL2009TIFF.jpg | Remixed by THE RIVER

文豪アレクサンドル・デュマによる傑作文学『三銃士』が、誕生の地であるフランスにて大作映画化されることがわかった。米Varietyが報じている。

『三銃士』は、フランス・ガスコーニュに生まれた青年ダルタニャンが、銃士を目指してパリを訪れ、三銃士のアトス、ポルトス、アラミスと力を合わせて活躍する物語。物語はフィクションだが、主人公であるダルタニャンを含め実在の人物が多数登場するほか、史実の出来事もフィーチャーされた虚実ないまぜのストーリーが特徴だ。

報道によると、新たな映画版は『三銃士/ダルタニャン(英題:The Three Musketeers – D’Artagnan)』『三銃士/ミレディ(英題:The Three Musketeers – Milady)』の2部作。ダルタニャン役には『ウルフズ・コール』(2019)のフランソワ・シヴィル、美しさと知性を備える女性ミレディ役に『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)『ダンボ』(2019)のエヴァ・グリーンが起用された。

そのほかの出演者は、アトス役に『ブラック・スワン』(2010)のヴァンサン・カッセル、アンヌ王妃役に『ファントム・スレッド』(2017)のヴィッキー・クリープス、ポルトス役に『おかえり、ブルゴーニュへ』(2017)のピオ・マルマイ、アラミス役に『真夜中のピアニスト』(2005)のロマン・デュリス、ルイ13世役に『グッバイ・ゴダール!』(2017)のルイ・ガレル、バッキンガム公役に『透明人間』(2020)のオリヴァー・ジャクソン=コーエン、コンスタンス・ボナシュー役に『パピチャ 未来へのランウェイ』(2019、日2020)のリナ・クードリ。フランスをはじめ、ヨーロッパを代表する豪華キャストが結集しており、枢機卿リシュリュー役などのキャスティングも追加発表される予定だ。

報道によると、本作には歴史上の人物のほか、フランス史上初の黒人銃士であるルイ・アニアバをモデルとした“ハンニバル”などのキャラクターも新たに登場するとのこと。2部作の監督はフランスの新鋭マルタン・ブーブロン、脚本は『お名前はアドルフ?』(2018)原作者のマチュー・デラポルテ&アレクサンドル・ド・ラ・パトリエールが務め、2021年の晩夏よりフランスで撮影が実施される。

製作には『PLAY 25年分のラストシーン』(2019)などフランスを代表する映画プロデューサーのディミトリ・ラッサム。すでにフランスのパテ社、ドイツのコンスタンティン・フィルム社、スペインのデアプラネタ社などが出資に参加しており、三社は各国での配給権を獲得している。

Source: Variety

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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