『サンダーボルツ*』は超・落ちこぼれ集団だから遅刻してくることもある ─ 「落ちこぼれの底はここまでだろうと思ったら、さらに下がある」それがサンダーボルツ

2025年、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に新たな“ヒーロー”チームが誕生する。その名も「サンダーボルツ」──だが、以前から伝えられているように、単独映画『サンダーボルツ*(原題)』はMCU史上はじめての“悪党映画”だ。長らくアベンジャーズが不在の今、MCUにおける彼らの役割とは?
米Screen Rantでは、『サンダーボルツ*』の出演者たちが「サンダーボルツとアベンジャーズの違いは?」という質問に応じた。なにしろチームを率いるのは、一時は悪の手に落ちた過去を持つバッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)。それだけに、メンバーには一筋縄でいかない顔ぶれが集まっているようだ。
『ブラック・ウィドウ』(2021)以来の登場となるレッド・ガーディアン役のデヴィッド・ハーバーは、「アベンジャーズと比べて? 僕たちは善人じゃないですよ」と双方の大きな違いを語っている。
「僕たちはキャプテン・アメリカのように有能でもなければ、責任感もありません。遅刻してくることもあります。得意なのは時間厳守ではなく、衝動と反応。ルールを曲げるのが能力です。まったく新しい種類のヒーローだと思いますね。MCUにはまだ存在しない、一種の革命児ですよ。良いか悪いかは別にして、唯一無二の存在です」
サンダーボルツ結成のカギを握ると目されるのは、『ブラック・ウィドウ』や『ファルコン&ウィンター・ソルジャー」(2021)『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』(2022)に登場した謎の女性・ヴァル。演じるジュリア・ルイス=ドレイフュスは、サンダーボルツを「落ちこぼれ集団。超のつく落ちこぼれです」と呼び、それがアベンジャーズとの違いだと語った。
また、新キャストの『トップガン マーヴェリック』(2022)ルイス・プルマンもこれに同意。「落ちこぼれの底はここまでだろう……と思ったその下に地下室がある。そこがサンダーボルツの居場所です」と話した。
本作ではMCUのアンチヒーローたちが政府の司令を受け、チームを組んでミッションに挑む。出演者にはスタン、ハーバー、ルイス=ドレイフュス、プルマンのほか、エレーナ・ベロワ役のフローレンス・ピュー、ジョン・ウォーカー役のワイアット・ラッセル、タスクマスター役のオルガ・キュリレンコ、ゴースト役のハナ・ジョン=カーメン。さらに、サディアス・“サンダーボルト”・ロス役でハリソン・フォードも出演する。
登場するのは“超のつく落ちこぼれ”だが、演じる役者はハリウッドでも指折りの演技巧者ばかり。アベンジャーズとはまた異なるアンサンブルにも期待しよう。
映画『サンダーボルツ*(原題:Thunderbolts*)』は2025年5月2日に米国公開予定。
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Source: Screen Rant