『サンダーボルツ』アンチヒーローたちが「死んで完了する任務」に挑む?ストーリー情報判明か ─ 撮影目前、脚本家を新たに起用

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作映画『サンダーボルツ(原題)』の新たなストーリー情報が米The Hollywood Reporterによって報じられている。これまでは、道徳的に“グレー”なアンチヒーローたちが、政府の招集を受けて任務に挑む映画とだけ伝えられていたが……。
『サンダーボルツ』では、世間から悪党、はみ出し者とされてきたMCUのアンチヒーローが集結。バッキー・バーンズやエレーナ・ベロワ、レッド・ガーディアン、タスクマスター、ゴースト/エイヴァ・スター、ジョン・ウォーカー/USエージェントがチームを結成し、共通のミッションに乗り出す。
2024年3月より撮影開始が予定されている本作では現在、脚本の最終調整が行われている模様。このたびマーベルが新たに、ドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」(2022-)を手がけるジョアンナ・カロを脚本家として起用したことが判明したのだ。カロの参加により、「企画に格式高さが加わることになる」と伝えられている。
これとあわせて報じられたのが、物語の新情報。脚本の草稿に目を通したという情報筋によると、本作は「自分たちの死をもって完了となるはずのミッションに乗り出すヴィランやアンチヒーローに焦点が当てられる」という。
この筋書き、ジェームズ・ガン監督によるDC映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)を彷彿とさせるようだ。同作では、政府が刑務所に収容された悪党たちを招集し、減刑と引き換えに危険度MAXの任務に挑ませる物語が描かれた。
いずれにせよ、『サンダーボルツ』にはこれまでのMCUとは一線を画す物語が期待できそうだ。レッド・ガーディアン役のデヴィッド・ハーバーも以前、「今までに僕が見てきた他のマーベル映画とは全く違います」と予告していた。
映画『サンダーボルツ(原題)』は2025年5月2日米公開予定。
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Source:THR