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【ネタバレ】『サンダーボルツ*』ポストクレジットシーン、重要な新事実が判明

サンダーボルツ
(c) 2025 MARVEL

この記事には、『サンダーボルツ*』の重大なネタバレが含まれています。

サンダーボルツ
©2025 MARVEL

アベンジャーズ』ルッソ兄弟が手がける

『サンダーボルツ*』のポストクレジットシーンでは、本編から14ヶ月後、ニュー・アベンジャーズとなったサンダーボルツが基地に集まっている様子が描かれる。政府公認のアベンジャーズとなった一同だが、キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンとは対立している模様。相棒のバッキー・バーンズによる説得も功を奏さなかったようだ。そんななか、一隻の宇宙船が地球に向かっていることが判明。その船にはファンタスティック・フォーの「4」の文字が描かれている──。

Varietyのインタビューにて、監督のジェイク・シュライアーは、このポストクレジットシーンが『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』のセットで、アンソニー&ジョー・ルッソ監督によって撮影されたことを明かしている。撮影されたのは「4週間くらい前」だったとも。

このコメントは、米CBR.comのレポートにも一致するものだ。同媒体が関係者から入手した情報によると、ポストクレジットシーンは2025年4月22日に開催されたワールドプレミアの「わずか数週間前」に撮影されており、時期は『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』のキャスティング発表のライブ配信(3月26日)とも重なっていたという。

シュライアー監督に代わってサンダーボルツ改めニュー・アベンジャーズの面々を演出したルッソ兄弟は、Instagramにて「まだ『サンダーボルツ*』を観ていないなら、今すぐ劇場へ! ジェイク・シュライアーは素晴らしい映画を作りました。キャスト・スタッフ全員に祝福を」と記し、「エンドクレジットの一番最後まで観てください。僕たちがちょっとしたものを残しています」とだけ書いている。

一連の情報から思い出されるのは、かつて『アントマン』(2015)のポストクレジットシーンをルッソ兄弟が手がけ、実際にはこれが『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)のワンシーンだったというケースだ。もしかすると、同じように今回のシーンが『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』にそのまま登場することになるかもしれない。

なお『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』の本撮影は4月28日に始まっており、このことは前日の『サンダーボルツ*』記者会見でマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が明らかにしていた。英GamesRadar+は、会見の場で「正式に始まる」と口にしたファイギに、エレーナ役のフローレンス・ピューが「正式に?」と反応、これにファイギが「あれは事前撮影だから」と答えたことを伝えている。おそらく、この“事前撮影”にポストクレジットシーンの撮影が含まれていたのではないか。

THE RIVERの取材にて、シュライアー監督は『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』においてサンダーボルツの監修を担当していないことを認めている。もっとも、このポストクレジットシーンの脚本は事前に見せてもらっていたとのこと。Varietyでは、撮影に立ち会った感想も率直に語っている。

「自分の仲間たちが、より壮大なスケールに進んでいくのを見るのはとても楽しかったです。[中略]僕たちはみんな、キャラクターの置かれた状況に正直であるように、このシーンに取り組みました。ただしまったく新しい世界と視点に委ねる以上、そのように機能してほしい。僕たちが扱ってきたのとは違う文脈、違う次元で演出されているのが面白かったですね。」

映画『サンダーボルツ*』は公開中。

Source: Variety, CBR.com, GamesRadar+, Anthony & Joe Russo

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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