マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新章を告げる『サンダーボルツ*』が、2025年5月2日よりついに日米同時公開となる。これまでのヒーローとは一線を画す存在──過去に傷を抱え、正義とは程遠い“負け犬”たちがチームを組む異色の敗者復活戦映画だ。
「こんなMCUは初めて」「これはセラピー映画だ」……。本作の日本最速試写会に参加したファンは、本作がヒーロー映画の枠を超えている事実に驚かされた。観る者の心に深く入り込むドラマ、孤独やトラウマといった現代的なテーマへの優しいまなざし。もちろん、MCU作品としての爽快なアクションとチームアップのカタルシスも楽しめるし、『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』につながるアベンジャーズ新章としての重要度も高い。
この最速試写会に参加したTHE RIVER読者から、アンケート形式で『サンダーボルツ*』の感想を募った。映画を観終えたばかりの興奮冷めやらぬ皆さんから寄せられた、MCUの新時代を実感させる熱を帯びた声をご紹介しよう。本作のリアルな見どころを紐解いていく。
最強じゃない、ヒーローでもない……負け犬たちの感動ドラマ
© 2024 MARVEL.
『サンダーボルツ*』が特に観客の心を捉えたのは、チームを構成する個性的なキャラクターたちの“人間ドラマ”だ。決してスーパーヒーローになれなかった曖昧な存在たちが、ぶつかり合いながら、少しずつ仲間として絆を深めていく。彼らの救済と贖罪の物語は、これまでのMCU映画とは全く異なる姿をしている。
「とにかく最高でした!!最初の演出からいきなり心を鷲掴みにされて、『これは今までとは違うな』って確信。映像、音楽、テンポ、全部が完璧すぎて、開始数分で鳥肌ものでした。そしてキャラクターたちが最高すぎる!強さの裏にある弱さ、傷、過去。そういう“人間臭さ”がガンガン伝わってきて、今までの作品から感じていた彼らたちのイメージがひっくり返りました。ぶつかり合いながら、少しずつ心を通わせて、『チーム』として歩き始めるその過程…もう熱すぎて!!何度でも言いたい。MCU、やっぱりスゴすぎる!!」(よしたか さん 女性)
「ヒーローじゃない、完全な善人でもない、スーパーヒーローもない それでも自分の信じる心で誰かを救うことができる 誰もが持っている弱さをそれも自分だと受け止められる映画でした」(やよい さん 女性)
「ありきたりかもですが、本当にこんなヒーロー映画見たことない!
『BEEF』を撮ったジェイク・シュライアー監督だからこその演出だと思いました!だからこそ、見終わった後、全キャラが好きになってました!彼らの言葉がじわじわと観客の心に響く。何度も見て、何度も噛み締めたい作品だと思いました!」(ティム さん 男性)
「こんなメンバーのチームアップ、無理だって…からの怒涛の展開につぐ展開でめっちゃ楽しかったです!エレーナはかっこいいのに加え、途中エモすぎて無音で悶えてました…!」(ゼン さん 女性)
「キャラクターの過去に焦点を当てた繊細なストーリーが魅力の一作。明確な主人公ポジションがいることで物語が分かりやすくまとまり、ヒーローたちの抱える誇れない過去や心の闇が丁寧に描かれている。そのメッセージに救われる人もいるはず。」(こうどん さん 男性)
「例え間違いを犯したことがあっても、いつだってヒーローになることができる。それを再確認してくれる素晴らしい映画でした。
どんなに強い人間でも、孤独感の中では生きていけず、誰でも手を取り合っていけることが伝わりました。」(TAKOMA さん 男性)
「マーベル好きに生まれてきて本当に良かったと思える作品です。笑って泣いて震えて、あらゆる感情が断続的に心を揺さぶります。このような物語をずっと求めていたのかもしれません…そして点と点、線と線がつながる軸となる素晴らしい作品です。サンダーボルツのメンバー全員が愛おしいです。きっとまた映画館に行く未来が見えます。」(炊飯器 さん 女性)
「経歴も個性も複雑なキャラクターたちを見事に纏めていたと思います。会話のテンポの良さが秀逸で、笑えるやり取りの中で蓄積されていく互いの信頼関係がとても魅力的でした。自立の在り方と他人との関わり方とを分かりやすく描いていたのが印象的です。
MCUが放つメッセージ性は根本的で、優しくて、本当に応援したくなります。サンダーボルツ*はそのメッセージ性がここ最近のMCU作品で1番伝わってきて、胸に染み渡りました。」(にゃん さん 女性)
「何だかオタク心をものすごくくすぐられるストーリーだった!皆トラウマやコンプレックスを持って負け犬とまで言われ、、華々しく活躍するヒーローの陰に隠れた存在ではあるけど、泥臭くても地獄を見たからこその団結力で困難を切り抜ける姿に涙が出た。暗い過去の描写とレッド・ガーディアンの空気読めないお笑いが対照的で楽しかった!」(aya* さん 女性)
「アレクセイの活躍を見に行ったつもりが…こんなにボロボロ泣くなんて。冒頭からどんどん闇が広まっていくのです。それも圧倒的な『闇』。物語が進むにつれて、闇が深くなり、今回は勝てないんじゃないかと心がザワザワ。みんな強いんだけど、アベンジャーズみたいな確実な強さってわけでもないし。でもサンダーボルツのみんなは今までにない方法で解決してくれた」「これぞ今の時代に生きる人たちが求めている新しいヒーローなのかもしれない。アベンジャーズもいいけど、サンダーボルツの方がちょっとだけ好き度が高い。」(Yuka_kuronekofilm さん 女性)
「アメコミ映画、ヒーロー映画の範疇を超えている!ぜっったい観てほしい。」(まなべ さん)
「ヒーローになり損なった者たちしかいなかったのに、紛れもなくヒーローそのものを観ました。最高のヒーロー映画でした。」(tatsuyaqusunoki さん 男性)
まさか泣くなんて……MCU史上最も優しいセラピー映画
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「これはMCUなのか?」という声があがるほどに、本作は観る者の心の奥深くに触れる、セラピー的な一面を持つ。孤独、トラウマ、自己否定……現代社会を生きる私たちが日々抱える痛みに、そっと寄り添い、包み込んでくれる。MCU史上最も優しい映画との呼び声も納得の、深い癒やしの時間がここにある。
「一人で辛いことがある人にぜひ観てほしい、カウンセリング映画です!」(ハム さん 男性)
「え、これMCU作品???と思うようなストーリーでまるで全ての人へのセラピーのようだった。誰もが持つ寂しさ、孤独、辛さやトラウマを無かったことにせずに乗り越えずとも抱きしめる気持ちをくれる作品だった。」(ゆめの さん 女性)
「MARVELファンでなくとも、日々何かと独りで闘っている全ての人に見て欲しい作品。寄り添ってくれる家族や友人の存在の大きさを改めて実感させられました。」(n さん 女性)
「生きる希望を強く感じました。春から新生活が始まり、孤独を感じることが多かった今の自分と登場人物の心情がリンクして涙が溢れてきました。新生活が始まる今の時期にそして、ストレス社会と言われる今の時代を生きる全ての方に刺さる素晴らしい作品。」(ボルツ さん 男性)
「人間関係悩んでる人とか、よくわかんないけど前向きになれないって人ほど観たほうがいいかも!疲れ社会人に効く!これはヒーロー映画じゃなくて、どこにでもいる人間の物語だよ!!!」(るー さん 女性)
「背負いきれない過去を未来へ繋ぐ、希望の物語。誰もが抱える暗い闇を、MCUならではの明るさで吹き飛ばす。今の社会に間違いなく必要な一本。圧巻。私たちは皆闇に囚われ、孤独なのかもしれない。だからこそ人々を繋ぎ止める『言葉』で、私たちは救われる。言葉と映像とストーリーテリングがもたらすありったけの力を、是非最前線で体感してほしい。」(しん(麿おぢ) さん 男性)
「孤独は慣れてるはずなのに、虚無感が首を絞めてくる。そんなとき、誰かと一緒にいると少しだけ気が楽になる。スッキリしたら、一緒に前を向こう。デコボコのチームアップが心の闇に優しく寄り添う、新しいカタチのアベンジャーズにきっと心が動かされます。」(紫乃 さん 女性)
「A24組が描く、A24味が濃厚な、メンタルヘルス的作品。MCUらしいVFXやハッタリより、じんわりと襲ってくる影に対処するような、キャラクター同士の掛け合い(演者同士のセッションや編集テンポ)が素晴らしい。」(おみやさん さん 男性)
「MCU史上最も優しい映画です。サンダーボルツに優しく包まれた気持ちになれます」(チャオズ さん 男性)
これを求めていた!MCU熱復活の一作
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『エンドゲーム』以降、MCUから離れていたファンもいたかもしれない。だが、今作で再び火がついた──そんな熱を帯びた声も数多く届いた。アクション、ユーモア、サプライズ、そして感動。MCUの魅力をすべて詰め込みつつ、単独作としても成立する完成度。「『エンドゲーム』後のMCU史上最高傑作」「アベンジャーズ第1作の再来」といった声も飛び交っている。
「震えた…MCUはもういいかな……って思ってた人絶対観て!!!!あの時のワクワクが帰ってきたよ!!!歴代MCUの中で上位のお気に入り作品になりました!円盤早く下さい!!!」(ふじぽん さん 女性)
「ヒーロー映画に必要なのはやはり脅威に対する絶望感。久々にそれを味わいました。ポストクレジットもテンション爆上がりで最後まで最高でした。」(mari さん 男性)
「めちゃくちゃ熱かったです。今までのMARVEL好きに贈る、ちょっと人間クサい新時代のアベンジャーズ。強くなくてもクズでも、自分よがりでも、誰かのヒーローになれる。また熱くなれる映画がきた。」(ciii さん 女性)
「見たことあるのに、見たことのないMCU。サンダーボルツ*の面々は悩んで病んで迷いながら生きている。かつてなく登場人物らの葛藤やドラマに重きが置かれているが、それでいてアクションシーケンスのカッコ良さと言ったら!マーベル、あんたやっぱりやればできるじゃんと肩を叩いてあげたくなりました。」(三田ボルツ さん 男性)
「苦しい時もあったけど、ドラマシリーズでたくさんの伏線が張り巡らされたMCUがかつてのインフィニティウォー、エンドゲームのように燃え上がるほど面白くなる予感と胸の高鳴りがするような作品でした。」(森本 さん 男性)
「最高のMCUの帰還!それぞれ闇を抱える人間らしいメンバーたちが喧嘩もしながらも協力し合い仲間になっていく過程を見ることが出来て初めて見るのにもぴったりの映画だと思いました。笑いもありアクションもあり感動もありいろんな世代の仲間と一緒に見れるGWにぴったりの映画だと思います!これからのMCUがもっと楽しみになりました!」(みみりん さん 女性)
「MCU玄人も、初心者も、とにかく楽しめる!!誰もが共感できる部分やキャラに自分を投影できる部分もありハートフルかつMCUのパワフルさがあるとにかく最高な映画でした!!!」(moeka さん 女性)
「マーベルファンの皆さん、安心してください。『サンダーボルツ*』めちゃくちゃ最高でした!!!ヒーローじゃない寄せ集めメンバーがチームだなんて全然想像できなかったのに、気づいたらずっと見ていたいくらい大好きになってた‼︎」「最初から最後までハラハラして、笑って、泣いて、はちゃめちゃで、もうとにかく楽しいジェットコースターみたいな作品。ずっとマーベル作品を見てきてよかった。『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』に続き、新時代の幕開けだ。」(Marinka さん 女性)
「評価100点満点!エンドロール後もまた興奮し過ぎて思わず自分も叫んでしまう始末!会場のファンの方々と一体感も最高‼︎一人じゃない‼︎‼︎ みんなで叫びたくなるぐらい是非おすすめしたい作品‼︎あのラストのシーンの興奮は、一生忘れません‼︎‼︎」(PIKAPI監督 さん 男性)
「MCUというより映画として楽しめました。クセモノが集まって悪を倒すという単純明白なストーリー展開で見応えも豊富。最近いろんな過去作を観ないと内容が分からない映画が多かったですが、今回は単独作品としてまとまりも良く、余計な予備知識無しに観れるところが満足度高かったです!」(GreenHOOD さん 男性)
「『アベンジャーズ』1作目の再来のような作品。MCUの醍醐味が詰まってる。マルチバースサーガに足りなかったものが詰まってる。自然と混じり合い花開く感じ!マルチバースサーガにとっての、ようやくの『アベンジャーズ』1作目ポジション!素晴らしい気持ちよさ!カタルシス!」(Reno さん 女性)
「カッコいいアクション、ハラハラドキドキ、笑い、感動、サプライズ…約2時間の中にMCUの全てが詰まってました。特に、観てる時のワクワク感は歴代MCU作品の中でもベスト級!」「色々な作品からキャラクターが出てくるので一見敷居は高そうですが、必要な事前知識は意外と少ないので、オススメしやすいのも素敵。全人類観て…。」(しゅー さん 男性)
「笑いあり涙あり彼らこそヒーロー。観て損なし。お金払う価値あり。それぞれの登場の仕方がかっこよすぎる。やってくれたなMCU…。本来のMCU戦闘が帰ってきた。」(えぬ さん 女性)
「ここ数年で1番面白いMARVELだったと思います。」(海苔 さん 女性)
「『エンドゲーム』以降の最高傑作!アクションは
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』を抜いてしまうんじゃないかレベル!エレーナが自分の過去と向き合い弱さを認めて再び立ち上がる姿が泣ける!スティーブロジャース推しとしては許せないジョンウォーカーも実はお前いい奴じゃん?!ボブ!いいよボブ!今後もMCUをよろしくね!久しぶりに強くてカッコいいバッキーを拝める!胸板!レッド・ガーディアンが映ってるシーンは全部ニコニコできる!最後まで席は立つな!マーベルオタクとの約束だ!」(みんと さん 女性)
「バッキーが尊すぎて毎秒悶えてました」(ばきちゃん限界をたく さん 女性)
「バッキー…バッキー、もう……最高すぎる!カッコ良すぎてやばかったです、愛してる。他にもうるっときてしまうシーンが多く泣いてしまいました。」(なしえ さん 女性)
「サンダーボルツの話題が出始めた2020年頃からずっとずっと、公開を楽しみにしていました。5年分の期待を込めていざ鑑賞!……期待を遥かに超えて最高でした!バッキー推しですが、こんなのサンダーボルツ全員推すしかない!」(naoさん)
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『サンダーボルツ*』は2025年5月2日、日米同時公開。
Supported by:ウォルト・ディズニー・ジャパン