マーベル『サンダーボルツ*』Rotten Tomatoes批評家スコアが発表

米レビューサイトのRotten Tomatoesより、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『サンダーボルツ*』の批評家スコアが発表された。
本記事時点で109件のレビューが寄せられており、スコアは88%でフレッシュ認定。シリーズ前作『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(2025)の48%、『デッドプール&ウルヴァリン』(2024)の78%を上回る高評価となった。

本作について海外レビューでは、「セラピー」というキーワードが目立つ。「『サンダーボルツ*』には、『スーパーヒーローたちのセラピー』とのサブタイトルがついてもいい。なぜなら、スーパーヒーローたちが鬱や罪悪感、不安にどう対処するかというテーマを軸にしているからだ」(Culture Mix)、「『サンダーボルツ*』は、求められる以上のことを提供しながらも、最終的には娯楽作となる目標を達成した、スーパーヒーロー・セラピー・セッションだ」(The Movie Blog)、「『サンダーボルツ*』は、実存的危機に直面したワル共のためのグループ・セラピー・セッションと表現するのが最も相応しい。しかめっ面をひっくり返すには?新しい友達を作り、過去の過ちを癒し、ニューヨークを救うのだ」(MovieWeb)
アメリカ国内での初週末興収は7,000万ドル前後となる予想。世界では1億6,000万ドルから1億7,500万ドルと見込まれる。現在アメリカではライアン・クーグラー監督の『Sinner(原題)』が強い口コミ効果で予想外の大ヒット中。同作は公開2週目の米国興収が前週比わずかマイナス4.8%という非常に稀な推移を見せ、世界累計1.6億ドル超で躍進している。こうした事例もあることから、『サンダーボルツ*』も事前の予想値に関わらず、口コミや評判によって講習成績を大きく伸ばすこともあり得る。

敗者復活戦には常にドラマがある。『サンダーボルツ*』は2025年5月2日、日米同時公開。
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Source:Rotten Tomatoes