テリー・ギリアム『バンデットQ』ドラマ版「Time Bandits」米予告が公開 ─ タイカ・ワイティティ監督&製作&脚本、少年と窃盗団の時空冒険ファンタジー

テリー・ギリアム監督によるファンタジー映画『バンデットQ』(1981)をタイカ・ワイティティがドラマ化した米Apple TV+作品「Time Bandits(原題)」の米予告編が初公開となった。
オリジナル版『バンデットQ』は、11歳の少年ケヴィンが異世界からやってきた強盗団と未知の壮大な冒険に出る時空アドベンチャーファンタジー。『未来世紀ブラジル』(1985)のテリー・ギリアム長編2作目として知られる。『007』シリーズ初代ジェームズ・ボンドのショーン・コネリーや『炎のランナー』(1981)のイアン・ホルム、『シャイニング』(1980)のシェリー・デュヴァルらが出演、ビートルズのジョージ・ハリスンが製作総指揮と主題歌を担当したことでも話題となった。
現代で新たに蘇ったドラマ版でも、映画版の物語が踏襲されている模様。公式のあらすじによれば、「寄せ集めの窃盗団と、その新入りである11歳の歴史マニア、ケヴィンの時空を超えた予測不可能な旅」を中心に描かれるという。彼らは、 ケヴィンの両親と世界を救うためにスリル満点な旅に出ることになる。
予告編では、変わり者扱いされる少年ケヴィンが書物でしか知らなかった中世・ヴァイキングの時代に迷い込む。海岸で繰り広げられる戦いに巻き込まれまいと全力ダッシュするケヴィン。寄せ集めの窃盗団に拾われ、チームの一員に加わることになる。
自分の部屋が「時間の出口」であることを告げられたケヴィンは、窃盗団と共に特別な地図を使ってユニバースを通り抜け、各時代を旅する。歴史マニアのケヴィンは異世界の住人に物怖じすることなく、むしろ気に入られる姿も。しかし、裏では邪悪な世界を生み出そうと企む悪党たちが窃盗団から地図を奪い返そうと躍起になっていた。

危険はケヴィンの家族にまで及び、映像の終盤では極寒の地に迷い込んだ彼らの姿も。ケヴィンは「僕の家族じゃないよ」とまだ気づいていないようだが、果たして世界に迫る危機を乗り越え、元の世界に戻ることはできるのだろうか。
製作総指揮、監督、脚本を務めたのは、『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』(2014)コンビのジェマイン・クレメントとタイカ・ワイティティ、『ネクスト・ゴール・ウィンズ』(2023)脚本のイアン・モリスの3名。モリスとクレメントはショーランナーを兼任する。
主人公ケヴィン役には、ドラマ本格出演となる子役のカル・エル・タックが抜擢。ほか共演には窃盗団を率いる女性ペネロペ役に「フレンズ」(1994-2004)フィービー役のリサ・クドローをはじめ、『ビルド・ア・ガール』(2019)のタイグ・マーフィー、『キャプテン・マーベル』(2019)のルーン・タムティ、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(2017)のゾーイ・ヴェントゥーラらが名を連ねた。予告編では悪役を演じるワイティティの姿も映し出されている。
ドラマ「Time Bandits(原題)」は2024年7月24日米Apple TV+で独占配信開始。
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