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ティモシー・シャラメが高校時代に作った強烈ラップソングを聴いてくれ ─ ブレイク後に大バズり、トーク番組でイジられ赤面

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』ジャパンプレミア 撮影写真

俳優ティモシー・シャラメには、「Lil Timmy Tim(リル・ティミー・ティム)」というラッパーの別人格が存在する。もっとも、その人格が現れたのは一度きり。高校時代、統計学のクラスで宿題を出された時だ。

マンハッタンにあるアート系の名門高校に通っていたティモシーは、統計学の授業でロートン先生から宿題を出されると、普通は紙に書いて提出するところを、ラップの楽曲を作り動画で提出してしまった。

楽曲のタイトルは“統計学”を意味する「Statistics」。動画は、YouTubeで「Timothée Chalamet Statistics」と検索すればヒットする。真っ黒の背景にキャップを逆向きに被ったリル・ティミー・ティムが現れると、「ティミー、イッツユアボーイ、リル・ティミー・ティム」とリリックがスタート。トラップビートに合わせて小刻みに首を動かしながら、冒頭のサビに入る。

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サビのリリックはシンプルで、「スタティスティクス」を4回繰り返した後に同じく4回の「ミス・ロートン」。それが2セット分続いた後にAメロがスタートする。Aメロでは、「ティミー・ティムのお出ましだ。Z検定(※統計学上の検定法)で一発かましてやるぜ」「俺がテレビに出る確率を見てみようじゃないか。それは1000兆%だ。俺は統計上の不思議、統計上の宝石なんだ」といった内容が歌われ、原語ではしっかりと韻も踏まれている。

その後、Bメロではクラスメートたちも登場し、パーリナイ状態。リル・ティミー・ティムを中心に各々が気持ち良さそうにノっている。最後は全員でハート型の手を作り、「ミス・ロートン大好きだよ、最高の教師だ」と締め括られた。

この動画は、映画『君の名前で僕を呼んで』(2017)でシャラメがブレイクしたのちにネット上で一気に拡散された。トーク番組ではホストから「ラッパーの人格を作り上げたんだよね?」とイジられた挙句、目の前で動画まで再生され赤面するシャラメの姿も確認できる。

 

シャラメによれば、あれだけの愛を贈ったロートン先生からの評価は「D+」だったという。「他の人は、放物線など統計学にもっとふさわしいものを使っていました」とシャラメは振り返りながら、「僕のはとってもひどい最悪なものでした」と苦笑いしていた。

とはいえ、全部が全部ダメだったというわけでもない。シャラメが初のミュージカル映画に挑む新作『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』で監督を務めるポール・キングは、『Statistics』をYouTubeで観たことがきっかけで、「できるのはこの人しかしない」と思い、オファーを決めたという。

Source:Rolling Stone

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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