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ティモシー・シャラメ、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』を「金目当ての企画か?」と疑っていた

ウォンカとチョコレート工場のはじまり
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今をときめくティモシー・シャラメが、あのウィリー・ウォンカの若き日を演じる。映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は、ロアルド・ダールの名作『チョコレート工場の秘密』を原案とした、まったく新しいオリジナル・ストーリーだ。過去の映画版のリメイクでもなければ、いわゆる前日譚でもない。

もっともシャラメ自身、『チョコレート工場の秘密』を再映画化するという本作の企画には当初懐疑的だったようだ。英GamesRadar+の取材では、「リメイクだと聞くと、僕もオリジナルのキャラクターや大好きな作品を大切に思うものです。“正当で価値ある物語か、それとも利己的な金目当ての作品なのか?”と、懐疑心で眉をひそめます」と語った。

その疑問をたちまち解消したのは、脚本の冒頭にあった、本作のオープニングナンバー「Hat Full of Dreams」だったという。シャラメは「まだ音楽はついていなかったけれど、歌詞がとてもよかったんです」と第一印象を振り返る。

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「若いウィリーを歌った曲なんですが、以前の映画2本のような、クレイジーでシニカル、どこか無感情でぶっ飛んだウィリーとは明らかに違っていました。希望にあふれ、若々しく野心的で、“ノー”という答えを受け入れない、ちょっとナイーブなウィリー。とても巧いと思いました。」

本作で軽やかに歌い踊ってみせるシャラメは、「もともとミュージカルが大好きで、歌とダンスも大好き。フレッド・アステアの古い映画も、ジーン・ワイルダー版の『夢のチョコレート工場』(1971)も大好きでした」と話す。しかし、このような役柄を積極的に求めていたわけではなかったようだ。

「今回のようなチャンスがあるとは思ってもみませんでした。だけど、ポール・キングが監督だと聞けば断るわけにはいかないから。」

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は2023年12月8日(金)公開

Source: GamesRadar+

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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