『最後のジェダイ』はここまで自由に作られた!監督自身が明かす『スター・ウォーズ』創作の秘密

「(スタジオから)元の車線に戻されるように感じたことはありませんでした。どちらかといえば、こんなことやって許されるのかな?という恐怖心からくる自主規制が危険だったんです。ルーカスフィルムのストーリー・グループのチェックを受ける時にわかったのは、彼らが僕の後押しをしてくれていることでした。“うわあ、とっても変ですね。なんじゃこりゃ、これは挑戦してみないと”って。むしろ彼らは、僕が恐怖のあまり自分で決めてしまったり、ためらったりすることから守ってくれていたんですよ。」
ジョージ・ルーカスの「個人的な映画」
本作を自らの「個人的な映画」だというライアン監督だが、もちろん『スター・ウォーズ』やジョージ・ルーカスへの敬意を忘れてはいない。そうした側面は、ルーカスが『スター・ウォーズ』を生み出すために参照した映画を自ら参照し直したことや、ルーカスの仕事が自分に与えた刺激を見つめ直したという部分にも表れているだろう。
そんなライアン監督は、ルーカスが手がけたオリジナル3部作、プリクエル3部作もまた「ルーカスが深い関心を抱いた、とてつもなく個人的な映画」であると述べている。ただしその一方で、その特徴をこのようにも分析しているのだ。
「ジョージ・ルーカスはオリジナル3部作でクリエイティブな影響力を発揮していましたが、それぞれの作品には独自の個性がありますよね。それぞれに独自のスタイルと手ざわりがある。(作品の)似ている部分と同じくらい、異なる部分も称賛されているんです。キャラクターは再登場しますが、(作品ごとに)新しい文脈の中へ置かれているんですよ。」
映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は2017年12月15日より全国の映画館にて公開中。
なお、ライアン・ジョンソン監督は2020年以降の『スター・ウォーズ』新3部作を指揮することがすでに決定している。
Source: http://deadline.com/2017/12/star-wars-the-last-jedi-rian-johnson-ram-bergman-interview-spoilers-deleted-scenes-lucasfilm-plans-1202227741/
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