『最後のジェダイ』の副題「事前に当てられたらどうしようかと」 ─ ネット上のリーク監視担当者からのメールに怯えていた監督

徹底した秘密主義のもとで『スター・ウォーズ』の映画製作を進めることで知られるルーカスフィルム/ディズニーには、ネット上のリーク情報をモニタリングする部署が存在するようだ。『最後のジェダイ』(2017)ライアン・ジョンソン監督は、この部署から届くメールに怯えていたという。Comicbook.comに裏話を語った。

世界中に熱狂的なファンを抱える『スター・ウォーズ』といえば、新作が製作される度にネット上で様々な噂が飛び交うのが一つの名物と化している。想像力を働かせた「説」や「考察」を楽しむものもあれば、撮影現場でパパラッチしたリーク写真や、製作関係者から何らかの理由で漏れ出した写真や証言などが強力な燃料となり、ファンの議論は加速度を増していく。

中でも、誰でも参加しやすい議論のひとつが『スター・ウォーズ』に付与される副題だ。2017年12月公開のエピソード8では『最後のジェダイ(The Last Jedi)』となったが(2017年1月発表)、この副題が公にされる以前は様々な推察がかけられたものだった。例えば2016年2月末頃には、『Tale of the Jedi Temple』の副題が書かれた怪しげなカードの写真がネット上に出回り、「エピソード8の副題がリークしたのでは」との説も囁かれたことも。

「タイトルは当てないでくれ」

『最後のジェダイ』ライアン・ジョンソン監督が語ったところによると、この度の副題は構想のごく初期段階から頭の中にあったものだという。原題『The Last Jedi』は、極めてシンプルな三単語から成る点あって、ライアン監督はファンの推察合戦の中で予想されてしまう事態を恐れいていたようだ。

『(『最後のジェダイ』のタイトルは)初めから決まっていました。まだストーリーも思いついていなくて、脚本を書き始める前の段階から決まっていたんです。どういうわけか、僕にとってすごく、すごくしっくり来ていて、絶対に変えませんでした。しっくり来すぎて、もしかしたらネットにリークされちゃうんじゃないか、誰かに当てられちゃうんじゃないかって、いつもビクビクしていましたよ。かなり分かりやすいタイトルですからね。」

 

続けてライアン監督は、ディズニーやルーカスフィルムがネット上のリーク情報の類をいかに認知しているかが窺い知れる、興味深いエピソードを紹介する。

「ここだけの話なんですが、ディズニーやルーカスフィルムには、ネット上でのリークを監視している部署があって、(リークがあると)すぐにメールで知らせてくれるんですよ。だからその部署からメールが届いたときは、いつも息を止めて“頼む、タイトルは当てないでくれ、タイトルだけはやめてくれ”と祈りながらクリックするんです。それで、(安堵のため息をついて)あぁ、良かったぁってね。」

熱心なスター・ウォーズ・ファンにとって副題の知らせとは、新しい年号の発表にほとんど等しいほどの重大な関心事だ。2019年12月公開予定のエピソード9の「副題予想ダービー」が盛り上がり始めるのも、もうそろそろかもしれない。

Source:http://comicbook.com/starwars/2018/02/03/star-wars-the-last-jedi-rian-johnson-title/

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THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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