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トム・クルーズ、『カクテル』撮影時に共演者の命を救っていた ─「君は死ぬところだった」

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
©THE RIVER

トム・クルーズは、映画の中だけでなく現実でもヒーローだった。英The Sunによると、トムが『カクテル』(1988)の撮影時に、共演者のエリザベス・シューを、命の危機から救っていたことがあるのだという。

本作で空撮を担当していたビル・ベネットは、「トムとエリザベスが海岸で馬に乗っている場面を、ヘリコプターから撮影していた」と、撮影当時についてFacebookで説明。どうやらアクシデントは、この名場面の撮影時に起きていたようだ。「テイクを何回か重ねた後、パイロットがヘリコプターをビーチに着陸させて、トムとエリザベスが映像を確認しにくるのですが、そのモニターはヘリコプターの左前席の私の操作位置にしかありませんでした」。

ベネットによると、ヘリコプターが地上にいるのは数分のみであることから、エンジンはそのままかけ続けていたのだという。つまり着陸はしているものの、ヘリコプターのローター(翼)は回り続けたままということだ。また、テイルローター(機体後部の翼)は、回転している間は見えにくくなり、当たれば即死。そんな中、映像の確認が終わった後、エリザベスはヘリコプターの外に飛び出して、機体の後ろに向かって走ろうとしたのだという。

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ベネットはハーネスで身体が固定されていたため、エリザベスを助けに出ることが出来ず、「止まりなさい」と必死に身体を乗り出して叫んだとのこと。一刻を争う状況の中、トムもまた瞬時に危険を察知して、エリザベスを必死に追いかけ、彼女の脚を掴んで地面に叩きつけたのだという。

その後、エリザベスはいきなり地面に叩きつけられたことに激怒したようだが、トムがテイルローターの方を指差して「君は死ぬところだった」と状況を説明すると、彼女は顔面蒼白に。最終的にふたりは、ヘリコプターの前を通って歩き出したとのことだ。流石はトム。ヘリコプターと飛行機の両方の資格を持っていたからこそ、この危機的状況を乗り越えられたと言っても過言ではないだろう。

ちなみにトムは、『ミッション:インポッシブル』第7作の撮影時に、スタッフのカメラマンを列車転落危機から助けていたことも明らかになっている。一体、どこまでカッコいいんだ……。

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Source: The Sun

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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