トム・クルーズ新作映画に「世界が驚く」 ─ 『バードマン』監督が大胆予告、「最高の関係を築けた」

『ミッション:インポッシブル』『トップガン』シリーズなどで、つねに世界中の観客を楽しませ、驚かせつづけてきたトム・クルーズ。新作映画(タイトル未定)では、ふたたび世界中を驚かせるという──。
トムの新たな活躍を予告したのは、初タッグとなった『レヴェナント: 蘇えりし者』(2015)『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014)のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督。米IndieWireのインタビューにて、「彼は世界を驚かせることでしょう。皆さんは新しいものを観ることになる」と語った。
既報によると、本作はクルーズ演じる世界最強の男が、自ら引き起こした災厄によって世界が破壊される前に、自分こそが救世主だと証明しようとする物語。以前、イニャリトゥ監督は「人間の本質を描いた」大スケールのダーク・コメディになると語っていた。
すでに撮影は終わっており、トムとは「これまでで最も素晴らしく、予想外で、優しく、穏やかな関係性」を築くことができたと振り返っている。
「彼の礼儀正しさ、理解力、情熱、誠実さ、そして準備のしかた──彼はプロセスを愛しているのです。映画づくりは40年間、彼の人生そのものだった。これほど献身的な人物は見たことがありませんし、その情熱を共有できて幸せでした。お互いにすばらしい信頼関係をつくりあげられたのです。」
共演者も超豪華だ。『落下の解剖学』(2023)サンドラ・ヒュラー、『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(2024)ジェシー・プレモンス、『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』(2019)リズ・アーメッド、『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)ジョン・グッドマン、『アマチュア』(2025)マイケル・スタールバーグ、『トーク・トゥ・ミー』(2022)ソフィー・ワイルド、そして「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」(2022-)のエマ・ダーシーが揃った。
イニャリトゥ監督は「本当に楽しかった。チャレンジングでしたが、ワイルドなコメディです。たくさん笑いました。最高の時間でした」という。現在はポストプロダクション(撮影後作業)のまっただなかで、編集が続いているそう。「完成は(2026年)2月か3月。まだ道のりは長い」と話した。
ちなみに今回のトムは、おなじみのアクションで驚かせるのはなく、どうやら新境地の演技に挑戦している模様。いったいどんな作品に仕上がっているのか?
脚本はイニャリトゥ監督のほか、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレクサンダー・ディネラリス・Jr&ニコラス・ジャコボーン、劇作家サビーナ・バーマン。米国公開日は2026年10月2日。
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Source: IndieWire