『トムとジェリー』映画版に『アントマン』ルイス役マイケル・ペーニャが出演 ─ 実写とアニメが融合、主演はクロエ・グレース・モレッツ

米ワーナー・ブラザース製作、実写とアニメが融合する映画版『トムとジェリー』に、『アントマン』シリーズのルイス役や『運び屋』(2018)などのマイケル・ペーニャが出演することがわかった。米Deadlineが報じている。
1940年に始まり、現在も人気の『トムとジェリー』シリーズは、猫のトムとネズミのジェリーが“仲良くケンカ”するコメディ。本作ではアニメ版と同じく、トムとジェリーのコンビはいっさい言葉を発さず、声優もキャスティングされないという。

映画版『トムとジェリー』にて主演を務めるのは、『キック・アス』シリーズや『キャリー』(2013)、リメイク版『サスペリア』(2018)などのクロエ・グレース・モレッツ。高級ホテルの新人従業員ケイラ役で、ジェリーがホテルに住んでいることを知り、クビになることを恐れて野良猫のトムをホテルに放つという。『トムとジェリー』はエピソードによってキャラクターの設定が違うこともあるが、今回のトムは飼い猫ではない…!

一方のペーニャが演じるのは、物語における悪役で、ホテルの副支配人のテランス。意地悪な性格で、ケイラを一時的に雇ったものの、ホテルの上層部がケイラを気に入り始めるや、彼女やトム&ジェリーと張り合うことになる。トムとジェリーのケンカにも思い切り巻き込まれるのだろう、『アントマン』シリーズで観客を惹きつけたコメディ演技に期待したい。
監督を務めるのは、『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』(2005)『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(2007)のほか、数多くのコメディ映画を手がけてきたティム・ストーリー。トムとジェリーのケンカがエスカレートし、トムが薄っぺらになったり、真四角になったり、痛さでありえない高さまで飛び上がったりする、例の演出は映画でも健在なのだろうか…?
映画『トムとジェリー(邦題未定、原題:Tom & Jerry)』は2021年4月16日に米国公開予定。
Source: Deadline