トム・クルーズ、『ミッション:インポッシブル』冒頭のキャラクターを「殺すんじゃなかった」と悔やんでいた

トム・クルーズ主演『ミッション:インポッシブル』は作品ごとにパワーアップし、ハリウッドを代表する一大フランチャイズへと成長した。しかし主演のトムは、第1作にしか登場しなかったエミリオ・エステベスに対して心残りがあるようだ。エステベスがトムとのやり取りをUPROXXのインタビューにて明かしている。
マーティン・シーンを父、チャーリー・シーンを弟に持ち、自らも1980年代に俳優デビューしたエステベスはフランシス・フォード・コッポラ監督の『アウトサイダー』(1983)でトムと共演。ともに若手実力派俳優として注目を集め、以降トムとエステベスは親交が続いている。
エステベスがシリーズ第1作『ミッション: インポッシブル』(1996)で演じたのは、ハッカーとして任務に従事するIMFのスパイ、ジャック・ハーモン役。プラハの任務にてエレベーター上でコンピューターを操作したのち、エレベーターシャフトに挟まれて悲劇の死を遂げる。
そもそも、エステベスの出演はトムたっての希望だった。「ぜひ出てほしい。みんな全滅してしまうオープニングで、有名な人にクレジットなしでたくさん出てもらうつもり。イーサンの危険を示す場面になると思う」との依頼を受けたエステベスは「やるよ、2回頼まなくていいよ、参加するよ」と気軽にOKしたようだ。
エステベスの登場は第1作のみとなってしまったが、大ヒットを博した本シリーズは、最新作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』が2023年7月21日に公開予定。同作には第1作より、ユージーン・キットリッジ役のヘンリー・ツェーニーとウィリアム・ダンロー役のロルフ・サクソンが復帰を果たす。もし生きていれば、エステベス演じるハーモンも再登場の機会があったかもしれない。
実際、トムはハーモンを退場させたことを悔やんでいたよう。のちに、トムは「君の役を殺してしまったのは大きな間違いだった」と嘆いたそうで、実際に第2作『M:I-2』(2000)では、トムとジョン・ウー監督がハーモンを復活させる手段を検討していたというのだ。エステベスいわく「うまくいかなかったんです。変装マスクでもかぶっていればできたかもしれないけど」。
ちなみに『ミッション:インポッシブル』シリーズは、第8作となる『デッドレコニング PART TWO』でひとまずの集大成となる構え。トムの気持ちひとつでは、もしかしてエステベスの再登場もありうるか?
映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は2023年7月21日(金)公開。
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Source: UPROXX