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トム・クルーズが宇宙に行く映画、2023年撮影の見込み ─ 主人公の設定も判明

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
©THE RIVER

トム・クルーズ主演、宇宙で撮影を実施する新作アクション映画(タイトル未定)が2023年に撮影される見込みであることがわかった。米Varietyが報じている。

本作はNASAとSpaceXが共同で取り組んでいるプロジェクトで、製作はユニバーサル・ピクチャーズが担当。第一報は2020年5月に伝えられており、監督・脚本を『バリー・シール/アメリカをはめた男』(2017)『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)のダグ・リーマン、ストーリー・アドバイザーを『ミッション:インポッシブル』シリーズのクリストファー・マッカリーが務める。製作費は約2億ドルとなる見込みだ。

報道によると、トムとリーマン監督はただいま撮影計画を立てており、ユニバーサル側は2023年に撮影を実施したい意向。トムは今後『ミッション:インポッシブル』第8作(タイトル未定)の撮影を控えているため、同作を経ての新作映画となる予定だ。現在、スタジオはリーマン&マッカリーによる脚本の到着を待っているという。

本作はSF映画ではなくアクション・アドベンチャーとなる予定で、トムが演じる主人公は“地球を救えるのは自分しかいない、という状況に立たされた落ちぶれた男”という設定。一部のシーンが国際宇宙ステーション(ISS)で撮影される予定で、大部分の撮影は地球上で行われる予定だ。なお、スペースシャトル(ロケット)上での追加撮影が実施される可能性も高いと伝えられている。

なお本作に出資している英企業Space Entertainment Enterprise(S.E.E.)は、2024年後半に、宇宙に拠点を置く多目的制作スタジオ(SEE-1)を設立する予定。このスタジオは米民間企業アクシアム・スペース社による世界初の商業用宇宙ステーションに併設され、2028年までISSにも接続される。ただし、このスタジオとトムの宇宙映画は無関係であり、ユニバーサルもSEE-1には現段階で関心を示していないということだ。

本作のプロデューサーはトム・クルーズ、ダグ・リーマン、クリストファー・マッカリーのほか、『市民K』(2019)などドキュメンタリー映画を手がけるP・J・ヴァン・サンドウィック。

そういえばこっちの企画は…?

Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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