トム・クルーズが本気で宇宙に行く映画、『ミッション:インポッシブル』監督は「何も言えない」

アクションの限界に挑戦する俳優トム・クルーズと、NASAやイーロン・マスク率いるSpaceXがタッグを組み、宇宙で撮影を実施する“ガチ宇宙映画”について、『ミッション:インポッシブル』シリーズのクリストファー・マッカリー監督が口を開いた。
ポッドキャスト「Light The Fuse」に登場したマッカリーは、「トム・クルーズが宇宙に行く映画には関わっているんですか?」との問いかけに、あくまでも慎重に──本人いわく、記事のタイトルになってしまわないように──ためらいながらもこう述べている。
「僕が関わっているかって…? あの映画について僕が言えることは、本当に何もないですよ。」
肯定でもなく、否定でもないマッカリー監督の口ぶりに、ポッドキャストの出演者たちは「オーケー」「わかりました」と笑いながら応じている。マッカリー監督は「何も知りませんよ」と強調しつつ、トムの宇宙行きは「必然」だと言葉を重ねた。
マッカリー監督が実際に関与しているかどうかは定かでないが、“もしや関わっているのでは?”との視線が向けられるのはやむを得ないことだろう。『ワルキューレ』(2008)『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)などの脚本を執筆したマッカリーは、『アウトロー』(2012)や『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)の監督を担当。『トップガン マーヴェリック』の脚本にも参加している。過激なアクションに挑み続けてきたキャリアにおいて、盟友のマッカリー監督はトムに伴走してきたのだ。
ちなみにトムと監督が再タッグを組む『ミッション:インポッシブル』第7作・第8作は、もともと“トムの宇宙行きもありうるのではないか”と一部で話題になっていた作品。しかしマッカリー監督は、「7作目と8作目はとんでもないことになっていますから。宇宙に行く必要はありませんよ」と話した。宇宙に行ってる場合じゃないくらいの任務とは、果たしてどういうことなのか。
映画『ミッション:インポッシブル』第7作は2021年11月19日、第8作は2022年11月4日に米国公開予定(ともにタイトル未定)。
Source: Light The Fuse