トム・クルーズ、『トップガン マーヴェリック』の過酷訓練を22歳みたいにこなす

役作りの際に本格的な訓練を行うことで知られるアクション俳優トム・クルーズは、2020年12月公開の最新作『トップガン マーヴェリック』でも、年下の共演俳優を率いて超過酷な訓練に挑んでいるという。本作でプロデューサーを務めるジェリー・ブラッカイマーが、米Yahoo! entertainmentにて明かしている。
本作では、CGではなく“本物”を使用しての撮影にこだわるトムの意向により、自身をはじめ出演者が実際に戦闘機に乗り込んで撮影を敢行している。ジェリーによると、戦闘機F/A-18に乗った時に重力に耐えられるよう、トムは共演者と共に3ヶ月以上に渡る厳しい訓練を受けていたという。
「若手の俳優たちにとっては、非常に辛い訓練だったと思います。彼らは、目隠しの状態で水タンクに入れられて、逆さまになった状況で脱出するというような水中サバイバル訓練をこなさなきゃいけなかったんですから。トムは、こういうやつは全部やってのけていましたよ。若手の共演者たちは、“トムは22歳みたいに訓練をこなすんだ”ということを私に言ってきましたね。トムはそれくらいすごいんです。」
トムが、本作への並々ならぬ追求心を燃やすのは訓練の時だけではない。ジェリーによると、出演者が実機に搭乗して行われたアクションシーンの撮影の際も、トムは監督のジョセフ・コシンスキーと共に「コックピットに5つのカメラを設置する」という新たな撮影方法を考案したのだそう。「俳優は演技のみならず、いつカメラをオンにするか、そして、どこで太陽の光の入り具合が直前のシーンと同じになるかを把握しなければいけませんでした」とジェリーは語っている。「トムは、素晴らしい海軍の“トップガン”パイロットと一緒に、全ての指示と撮影後の(俳優からの)報告を欠かさず行っていました」。俳優としてだけでなく、プロフェッショナルなアクション指導者として映画づくりに携わるトムは、空中撮影シーンについて「今までに一度も行われたことがないでしょう。後にも先にもないかもしれませんね」と自信を示している。
1986年公開の『トップガン』は、米海軍のエリートパイロット養成学校に所属するパイロット候補生の挫折と栄光の日々を、戦闘機による迫力のスカイ・アクションで描いた。34年ぶりとなる名作の続編では、現役を退き、次世代の精鋭パイロットを育成する教官となったマーヴェリックを中心とする物語が描かれることになる。
映画『トップガン マーヴェリック』は2020年12月25日(金)全国ロードショー。
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Source: Yahoo! entertainment