『トップガン マーヴェリック』メンバーは今もグルチャで仲良しだが、気を遣ってトム・クルーズは誘っていない

世界中で大旋風を巻き越し、特大ヒットを放ったスカイアクション映画『トップガン マーヴェリック』(2022)。現在も出演キャストらはグループチャットで連絡を取り合っているそうだ。しかし、主演のトム・クルーズはチャットに参加していないという。ボブ役を演じたルイス・プルマンが理由を明かしている。
米Vanity Fairのインタビューに応じたプルマンによると、若手キャストたちは「トムには、もっとやるべき重要なことがある」と考え、自分たちがチャット部屋でシェアするミーム(ネタ遊び)などでトムを煩わせたくないと思ったからだという。しかしプルマンは、「僕たちに助けが必要になった場合、いつでもトムは電話に応じてくれるでしょう」とコメントし、自身の父親で俳優のビル・プルマンと同様に、トムを偉大なメンターの一人と見なしているとも語った。

現在ハリウッドでは、全米脚本家組合(WGA)と全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキが進行中で、映画やドラマシリーズの製作や宣伝が出来ない状態となっており、その影響により、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』のプロモーションでトムが来日する予定も急遽キャンセルとなった。
米The Hollywood Reporterによると、SAG-AFTRAがストライキに突入する前となる2023年6月に、トムは映画製作者協会(AMPTP)との交渉に積極的に参加。AIが俳優の労働環境や報酬に与える影響のほか、スタント・コーディネーターやスタントマンの問題についても議論したという。映画を撮影していない時も映画のために多忙を極めるトムだけに、プルマンをはじめとする若手キャストが気を遣い、自分たちが送るテキストやミームでメンターの時間を奪ってはいけないと考えるのも納得がいくというものだ。
トムが主演する『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は公開中。
▼ 『トップガン マーヴェリック』の記事
『トップガン マーヴェリック』続編、壮大かつ野心的なアイデアあり ─ すでに約1年間の脚本作業が進行中 順調そうです 「トム・クルーズは本物の限界までやるから怖いんですよ」もし『F1/エフワン』がトム・クルーズ主演だったら 「クラッシュしていたと思う」 「トムは限界までやるから」 『トップガン マーヴェリック』続編、すでに構想固まっている ─ 「難しいのはアクションじゃない、感情面だ」 「一度話し合って決まった」 「ファンサービスは毒」『ミッション:インポッシブル』マッカリー監督 ─ 「とても強いスパイスのようなもの」 自ら課した高いハードル ハンス・ジマー、初日本公演の直前に語った「本当の思い」 ─ 単独ロングインタビュー6000字 じっくりお読みください
Source:Vanity Fair , The Hollywood Reporter