『アクアマン』スピンオフ映画『トレンチ』は「モンスター・ホラー映画」に ─ ジェームズ・ワン監督、プロデューサーとして本領発揮の予感

ジェイソン・モモア主演、DC映画『アクアマン』(2018)は全世界興行収入11億4,700万ドル以上という驚異的スマッシュヒットを記録し、一時は苦境にあったDC映画ユニバースの新たな顔となった。
ワーナー・ブラザース/DCコミックスは同作の大ヒットを受けて、続編映画とは別に、スピンオフ映画『ザ・トレンチ(原題:The Trench)』の企画を始動。アクアマンとメラを襲撃したマリアナ海溝の種族「トレンチ」を描く物語で、『アクアマン』のジェームズ・ワン監督はプロデューサーを務める。
ワン監督は米ComicBook.comのインタビューで、『ザ・トレンチ』の構想をわずかに明らかにした。どうやら本作は、ワン監督の得意分野であるホラー映画になるようだ…。
「(『ザ・トレンチ』は)まだ脚本を作っているところ。脚本の作業をしているので、あまり多くをお話したくはないんですが…ちゃんとホラーに寄せたいと思っています。モンスター・ホラー映画であり、そしてスーパーヒーロー映画だという作品になります。もちろん、『アクアマン』の世界の一部ですよ。」
コミックにおいて、トレンチはアトランティス帝国の沈没後、見放されてしまった生存者の一部が独自に進化を遂げたという設定。『ザ・トレンチ』はトレンチの生息する海底王国を舞台とする物語で、アクアマンやメラは登場しないとされている。
『ソウ』『死霊館』シリーズの生みの親としても知られるワン監督は、本作でプロデューサーとして存分に手腕をふるうことになりそうだ。なにしろ監督は、『アクアマン』のトレンチ登場シーンについて「ホラー時代を思い出させてくれる。海の怪物映画の1シーンとして全力で取り組みました」とも語っていたのである。
映画『ザ・トレンチ(原題:The Trench)』の撮影・公開時期は不明。ただしプロデューサーのピーター・サフラン氏は、本作を2022年12月16日に米国公開予定の『アクアマン』続編(タイトル未定)に先がけて発表する意向を示している。
▼『アクアマン』の記事
『アクアマン/失われた王国』オームが敵から味方に? ─ 「まだ敵意が残っていて言い争うが、そこが面白い」と監督 ブロマンス・アドベンチャー? 『アクアマン/失われた王国』さらなる続編の可能性? ─ 今後につながる結末をジェームズ・ワン監督が示唆 新DCユニバースでどうなる? 『アクアマン/失われた王国』はホラー要素もパワーアップ、「前作よりもダーク」とジェームズ・ワン監督 「ホラー愛を活かす」 『アクアマン/失われた王国』、『ワイスピ』の影響でファミリー要素全開に ─ 『SKY MISSION』で学んだとジェームズ・ワン監督 モモア、『ワイスピ』にも出演していました 『アクアマン/失われた王国』バルコ役ウィレム・デフォーは続投せず これはちょっと残念
Source: ComicBook.com